事例食品EC・宅配中堅企業東京都2013年〜更新: 2026/6/20 12:42
オイシックス・ラ・大地
この事例の概要
社名
オイシックス・ラ・大地
業種
食品EC・宅配
所在地
東京都
従業員・事業所数
中堅企業
ストーリー
野菜宅配の壁を『レシピ+20分で完成キット』で突破した発想
①主人公
オイシックス 髙島宏平社長
②目標
共働き世帯にとって『毎日の献立』の負担を減らし継続利用される宅配を作る
③障害
- ⚔有機野菜=高い・面倒のイメージ
- ⚔共働き世帯の調理時間不足
- ⚔食材の使い切り問題
売り方の5W2H — 何を変えたか
?Why — なぜこの売り方に変えたのか
有機野菜単体では『高い』『使い切れない』という壁で都市部の共働き世帯に普及せず売上が頭打ちだったため、本当のペインである『毎日の献立決めと調理時間』を解決する商品形態に売り方を変える必要があった。
食材ではなく『献立を考える時間の削減』を価値として再定義した。
| 軸 | Before(変更前) | After(変更後) | |
|---|---|---|---|
Who 売り手 | 健康意識の高い主婦 | 共働き・時短ニーズの強い世帯 | |
What 売り物 | 有機野菜・食材 | 献立提案+20分調理キット | |
When タイミング | 必要な時に都度注文 | 毎週届く定期ボックス | |
Where 売り場 | 自社ECサイト | サブスク基盤+アプリ | |
How 売り方 | 単品販売 | 定期サブスク+レシピ同梱 |
Before
単品野菜の宅配。価格と手間がネックで利用層が限定的。
After
Kit Oisixがヒットし会員数大幅増。M&A(大地宅配・らでぃっしゅぼーや)も経て国内最大手の食材宅配グループに。
導入前の課題
有機野菜の宅配は『高い』『使いきれない』というハードルで都市部の共働き世帯への浸透が頭打ちだった。
採用したアプローチ
献立に必要な食材とレシピを20分で作れる形で届ける『Kit Oisix』を開発。サブスク(定期ボックス)形式で『何を作るか悩む時間』そのものを解決する売り方に転換した。
他社が真似する際の学び
- •『商品』ではなく『時間と意思決定』を売る
- •ターゲットの本当のペインを再定義する
- •定期購入でLTVを最大化
出典
https://www.oisixradaichi.co.jp/company/aboutus/history/同じ業種の他の事例
酒造業
金井酒造店
創業154年の金井酒造店は、業績不振と後継者不在という深刻な課題に直面していました。業務管理においては紙文化が根強く、全社でメールアドレスが1つしかないなど、基本的なITインフラすら不十分な状態でした。これにより、SaaSツールの導入も不可能であり、社内外との連携が必要なプロジェクト管理は非効率的で、「仕事のための仕事」が増加し、従業員エンゲージメントの低下も懸念されていました。先行き不透明な時代において、組織のアジリティー(変化への対応力)が欠如している状態でした。
アウトドア用品製造販売
株式会社スノーピーク
キャンプ用品業界は安価な量販店モデルが主流で価格競争が激しく、卸売中心のビジネスではブランドの世界観を顧客に直接伝えられず利益率も低かった。アウトドアブームの波に左右されやすい業界構造の中で、他社との差別化と持続的な成長モデルの確立が課題となっていた。
EC・通販
株式会社北の達人コーポレーション
当初は北海道の特産品を扱うECサイトを運営していたが、多品目を扱う「ECデパート」型では大手との競争が激しく、差別化が困難だった。利益率も低く、価格競争に陥りがちなビジネスモデルから脱却し、高収益体質を確立する必要があった。
