事例ライフスタイル EC中堅企業東京都2007年〜更新: 2026/6/20 12:42
クラシコム(北欧、暮らしの道具店)
この事例の概要
社名
クラシコム(北欧、暮らしの道具店)
業種
ライフスタイル EC
所在地
東京都
従業員・事業所数
中堅企業
ストーリー
なぜ『北欧、暮らしの道具店』は広告を打たずに上場できたのか
①主人公
クラシコム 青木耕平社長
②目標
広告に頼らず、世界観への共感で選ばれるECを作る
③障害
- ⚔大手モールとの価格・商品力競争
- ⚔広告費の高騰
- ⚔セレクトショップEC同士の同質化
売り方の5W2H — 何を変えたか
?Why — なぜこの売り方に変えたのか
セレクトEC同士の同質化と広告費高騰により価格と商品力だけの勝負では持続成長が困難だったため、世界観への共感で長期的に通ってくれる『読者』を育てるメディアコマースへ売り方を変える必要があった。
商品ではなくコンテンツを起点にすることで広告依存から脱却した。
| 軸 | Before(変更前) | After(変更後) | |
|---|---|---|---|
Who 売り手 | 北欧雑貨を探す検索ユーザー | 世界観に共感する『読者』兼ファン | |
What 売り物 | 北欧雑貨(モノ) | 暮らしのコンテンツ+それに紐づく雑貨 | |
When タイミング | 商品が必要なとき | 毎日のコンテンツ消費の延長で | |
Where 売り場 | ECサイト・モール | 自社メディア・アプリ・YouTube・Podcast | |
How 売り方 | 商品リスティング広告 | オウンドメディアによるコンテンツ集客 |
Before
商品スペックと価格で集客する一般的なEC。広告依存度が高かった。
After
オウンドメディア経由の自然流入が大半を占めるEC+メディア企業に成長。2022年に東証グロース上場。
導入前の課題
創業時は北欧雑貨のセレクトECだったが、商品スペックや価格で勝負しても大手モールとの差別化が難しく、集客コストが課題だった。
採用したアプローチ
『フィットする暮らし、つくろう。』をテーマに、コラム・動画・ドラマ・ポッドキャストを自社メディアとして大量配信。商品紹介より『暮らしの世界観』を発信し、共感した読者が結果として購入する『メディアコマース』モデルを確立。
他社が真似する際の学び
- •広告ではなくコンテンツで集客する
- •商品ではなく『世界観』を売る
- •オウンドメディアでLTVを高める
出典
https://hokuohkurashi.com/note/aboutus同じ業種の他の事例
酒造業
金井酒造店
創業154年の金井酒造店は、業績不振と後継者不在という深刻な課題に直面していました。業務管理においては紙文化が根強く、全社でメールアドレスが1つしかないなど、基本的なITインフラすら不十分な状態でした。これにより、SaaSツールの導入も不可能であり、社内外との連携が必要なプロジェクト管理は非効率的で、「仕事のための仕事」が増加し、従業員エンゲージメントの低下も懸念されていました。先行き不透明な時代において、組織のアジリティー(変化への対応力)が欠如している状態でした。
アウトドア用品製造販売
株式会社スノーピーク
キャンプ用品業界は安価な量販店モデルが主流で価格競争が激しく、卸売中心のビジネスではブランドの世界観を顧客に直接伝えられず利益率も低かった。アウトドアブームの波に左右されやすい業界構造の中で、他社との差別化と持続的な成長モデルの確立が課題となっていた。
EC・通販
株式会社北の達人コーポレーション
当初は北海道の特産品を扱うECサイトを運営していたが、多品目を扱う「ECデパート」型では大手との競争が激しく、差別化が困難だった。利益率も低く、価格競争に陥りがちなビジネスモデルから脱却し、高収益体質を確立する必要があった。
