取り組み2026/10/9
紀伊國屋書店、ノーベル文学賞発表直後に売り場を更新 近隣店から洋書を走って届ける店舗連携
結論(先に要点)
紀伊國屋書店新宿本店は、売る「何を」「どう」の軸で、ノーベル文学賞発表直後に受賞者の著作を店頭に集め、近隣店から洋書を運んで品ぞろえを補った。店内の翻訳本3冊に加え、約1キロメートル離れた店舗の在庫を店員が走って中継。届いた洋書も客の手に渡り、受賞者らの特設コーナーは約1カ月設ける。
この記事のポイント
- BKTの小林麗奈氏が、集めた本を袋に入れて走って出発した。
- 中間地点で新宿本店の野津綾花氏が本を受け取り、本店まで走って届けた。
- 小林氏はBKTに戻った後、追加の1冊を持って再び新宿本店へ向かった。

発表直後に受賞者の作品を店頭へ
紀伊國屋書店新宿本店は、10月8日のノーベル文学賞発表を受け、受賞者の名前を書いたパネルを準備し、店内の著作を集めて並べた。記事によると、受賞したのはカナダの詩人アン・カーソン氏。まず翻訳本3冊を集めたが、あっという間に客が手に取っていった。
同店では、受賞が期待される著者や過去の受賞者の本を並べたコーナーを特設。10年ほど前からメディアの取材が入るようになり、発表を一緒に見るパブリックビューイングなどを実施している。今回も事前に申し込んだ15人のほか、当日の来店客やメディアが集まった。
近隣店舗の在庫を店員が中継
本店から約1キロメートル離れた「Books Kinokuniya Tokyo(BKT)」でも、店員が受賞者の作品を探して集めた。
- BKTの小林麗奈氏が、集めた本を袋に入れて走って出発した。
- 中間地点で新宿本店の野津綾花氏が本を受け取り、本店まで走って届けた。
- 小林氏はBKTに戻った後、追加の1冊を持って再び新宿本店へ向かった。
こうして届いた洋書も客の手に渡った。店舗には在庫を問い合わせる電話も寄せられた。
特設コーナーは約1カ月継続
野津氏は、ノーベル文学賞や本屋大賞の発表により、普段あまり読書をしない人が興味を持ったり、作者の他の作品にも注目が集まったりすることを喜んだ。新宿本店は、カーソン氏の著作や過去のノーベル賞受賞者の作品などを集めた特設コーナーを1カ月ほど設けるという。
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