事例2026/8/21
第5回「日台イノベーションサミット」開催、米国連携でグローバル市場開拓へ
結論(先に要点)
第5回「日台イノベーションサミット」が8月18日に東京で開催され、日台のイノベーション連携が米国との協力体制へと発展しました。台湾、日本、米国から政府関係者、企業、スタートアップ、投資機関など500人以上が参加し、国境を越えたイノベーション促進とグローバル市場開拓について意見交換。台湾のスタートアップは競争力を高めており、日本での事業展開を具体的に進める企業が多数参加しました。
この記事のポイント
- 国境を越えたイノベーション連携の促進
- グローバル市場(世界規模の市場)における事業展開の可能性
- 代表団: 台湾の国家発展委員会(NDC)主任委員の葉俊顕(ヨウ・シュンケン)氏が代表団を率いて参加。

第5回「日台イノベーションサミット」東京で開催
第5回「日台イノベーションサミット」が2026年8月18日、東京都内で開催されました。このサミットは、これまで5回にわたり築き上げてきた日台間の交流と連携を基盤に、米国のイノベーション・エコシステム(革新的なビジネスを生み出すための環境)との連携を拡大することを目的としています。
■参加者と主要な論点
サミットには、台湾、日本、米国から政府関係者、企業、スタートアップ(新しいビジネスモデルで急速な成長を目指す企業)、投資機関など、500人を超える参加者が一堂に会しました。
意見交換の中心となったのは、以下の点です。
- 国境を越えたイノベーション連携の促進
- グローバル市場(世界規模の市場)における事業展開の可能性
■台湾の参加と現状
- 代表団: 台湾の国家発展委員会(NDC)主任委員の葉俊顕(ヨウ・シュンケン)氏が代表団を率いて参加。
- スタートアップ: 台湾から46社のスタートアップが出席。
- 競争力: スイスのIMDが発表した「2026年世界競争力ランキング」で台湾は世界4位。StartupBlinkの「Global Startup Ecosystem Index」では、初めて世界トップ20入りを果たし、世界トップ20の中で最も大きな順位上昇を記録しました。
- 政策と支援: 台湾は「AI新十大建設」などの重要政策を推進し、「日台イノベーションサミット」、Startup Island TAIWAN東京拠点、東京都、JETRO、阪急阪神グループなどとの連携を通じて、延べ500社を超える台湾スタートアップの日本市場との接点創出を支援しています。
- 参加スタートアップの分野と成果: 今回参加した46社の台湾スタートアップは、AI(人工知能)、半導体、宇宙技術、自動運転、デジタルヘルスなどのディープテック(深層技術)分野にわたります。このうち30社以上が、すでに日本での拠点設立、投資・補助の獲得、または日本企業との連携を実現しています。
■日本および米国の参加者とコメント
- 企業・投資機関: 三菱商事、三井グループ、京セラグループ、伊藤忠商事、ソニー、DCI Partners、米国のSRI Venturesなどが参加。
- 東京都: 小池百合子知事が、日台スタートアップ連携の重要なタイミングであり、双方のビジネス機会と国際的な成果創出への期待を述べました。
- JETRO: 高島大浩理事が、TSMC(台湾積体電路製造)を中心とした熊本の半導体サプライチェーンを例に挙げ、日台米のパートナー間の連携強化の可能性を示しました。
- 米国: アメリカ合衆国国務省東アジア地域テクノロジー担当官John Speaks氏が基調講演を行い、台湾、日本、米国の今後の連携の方向性について意見を共有しました。
■今後の展望
- Startup Island TAIWAN Tokyo Hub: 2026年8月20日より運営体制を拡充し、日台のイノベーション・エコシステムをつなぐプラットフォームとして支援機能を強化します。
- グローバル展開: 東京とシリコンバレーの2拠点を活用し、世界のイノベーション資源との連携を推進。台湾、日本、米国の企業、投資機関、イノベーション・エコシステム・パートナーと共に、投資、産業、市場における具体的な連携を創出し、グローバル市場の開拓を目指します。
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