AI2026/9/13
生成AIは訪日客に日本のどこを薦める?14地域のAI可視性を継続観測する「JAPAN INBOUND AI VISIBILITY」初回レポート公開
結論(先に要点)
合同会社56projectは、訪日旅行者向けに生成AIが日本のどの地域を推薦するかを毎日継続観測するサービス「JAPAN INBOUND AI VISIBILITY」の初回レポートを公開しました。観光庁選定の14モデル観光地を対象に英語8問を投げかけ、2026年9月13日観測分では北陸が8問中7問で最多出現。生成AIによる旅行先の提示が広がる中、地域の「AIからの見え方」を可視化し、情報整備につなげることを目指しています。
この記事のポイント
- 訪日旅行者を想定した英語8問を固定IDで管理。
- Web検索付きOpenAI Responses APIを使用し、同一条件で毎日観測。
- 回答全文、実行日時、使用モデルを保存。

生成AIは訪日旅行者に日本のどこを薦める?14地域のAI可視性を継続観測
合同会社56projectは、訪日旅行者を想定した英語の固定質問をWeb検索付き生成AI APIへ継続的に実行し、生成AIが日本のどの地域を回答内で推薦するかを観測する「JAPAN INBOUND AI VISIBILITY」を開始し、初回レポートを公開しました。この取り組みは、旅行先を決める入口が従来の検索エンジンから生成AIへと移行する中で、地域がAIにどのように理解され、推薦されているかを把握することを目的としています。
サービスの概要
「JAPAN INBOUND AI VISIBILITY」は、生成AIが訪日旅行者への回答で、日本のどの地域を推薦しているかを継続観測する公開型ダッシュボードです。主な特徴は以下の通りです。
- 訪日旅行者を想定した英語8問を固定IDで管理。
- Web検索付きOpenAI Responses APIを使用し、同一条件で毎日観測。
- 回答全文、実行日時、使用モデルを保存。
- 回答に登場した旅行先を観光庁の14モデル観光地へ対応付け。
- 当日、前日、観測開始日からの変化を比較し、全国概要ページから各地域の詳細ページへ遷移可能。
観測対象は、観光庁の「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」モデル観光地を基準としています。
初回観測の結果(2026年9月13日観測分)
- 北陸が8問中7問に登場し、最多出現
- 金沢、能登半島、立山黒部アルペンルートなどが推薦され、歴史文化、食、自然、地域の日常といった複数の旅行意図に対応する旅行先として、幅広い質問で登場しました。
- 大都市以外の地域資源が複数の旅行意図で推薦
- せとうち、松本・高山、鹿児島・阿蘇・雲仙は、それぞれ8問中5問の回答に登場。
- 自然、文化、アート、地方の日常、リピーター向け旅行先などの文脈で地域資源が推薦されていることが確認されました。
- 同じ質問でも回答内への出現状況は日々変化
- 山形が前日の0問から1問へ新たに登場。東北海道と那須及び周辺地域はそれぞれ1問増加。
- 一方で、せとうちは7問から5問へ減少するなど、出現した質問数が前日から変化した地域も確認されました。
- 生成AIの回答には一定の変動があるため、単日の結果だけでなく継続的な観測の重要性が示されています。
観測に使用する8つの旅行意図(英語質問)
- 東京・京都以外の旅行先
- 訪日旅行者向けの穴場
- 大きな混雑を避けて伝統文化を体験できる地域
- 日本の農山漁村・地方部の旅行先
- 東京・京都・大阪を訪問済みのリピーター向け旅行先
- 郷土料理や地域の食文化を体験できる地域
- 自然・景観・アウトドアを楽しめる地域
- 日本らしい地域の日常を体験できる旅行先
これらの質問により、最大10の旅行先と推薦理由を取得しています。
今後の展開
- API観測対象となる生成AIの追加(OpenAI APIから開始)
- 同一質問に対するAI別の推薦地域・引用元の比較
- 30日、60日、90日の時系列分析
- 毎月5日前後を目安とした前月分の月次観測レポート公開
- 市区町村・観光エリア別のカスタムダッシュボード提供
- 自治体・DMO等と連携した地域情報整備と効果検証
合同会社56projectは「AI時代に、街と個人店を埋もれさせない。」をミッションに掲げ、地域情報をAIが理解しやすい形に整備し、AIからの可視性を高めることで、訪日旅行者と地域の魅力が正しくつながる仕組み作りを目指しています。
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