ヒット商品2026/9/2
永谷園「あさげのごはん」開発秘話:フリーズドライ技術で“みそ汁かけごはん”の壁を突破
結論(先に要点)
永谷園は「みそ汁かけごはん」を再構築した新商品「カップ入り あさげのごはん」を全国発売しました。この商品は、長年の課題であった「ただのみそ汁かけごはん」というイメージと品質の壁を、同社独自のフリーズドライ技術とロングセラーブランド「あさげ」の資産を組み合わせることで克服。インスタント食品への「安かろう、まずかろう」というイメージを覆した「あさげ」の発売時の挑戦精神が、今回の新商品開発にも活かされています。
この記事のポイント
- 製法へのこだわり:熱風乾燥が主流だった当時、コストがかかるものの風味を損なわないフリーズドライ製法をあえて採用しました。フリーズドライとは、食品を凍結させてから真空状態で水分を取り除く乾燥方法で、風味や栄養が保たれやすいのが特徴です。
- 価格設定:一般的な即席みそ汁が1食10円程度だったのに対し、「あさげ」は1食40円という高価格帯で発売されました。社内からは不安の声も上がったものの、結果として大きな反響を呼び、多くの消費者に支持されました。
- 長期的な支持の理由:マーケティング本部 小田友紀子氏によると、「家庭のみそ汁とは違う、だしの効いたごはんに合うみそ汁の味」が、世代を超えて愛される理由であると分析されています。

永谷園は、新商品「カップ入り あさげのごはん」を全国で発売しました。この商品は、なじみ深い「みそ汁かけごはん」を、同社のフリーズドライ技術と1974年発売の「あさげ」ブランドの強みを活かして再構築したものです。コンビニエンスストアでは8月24日、その他の業態では9月14日から販売が開始されます。
「みそ汁かけごはん」の課題と挑戦
「カップ入り あさげのごはん」の開発構想は以前からありましたが、「高い壁」に阻まれ商品化が困難でした。これは「みそ汁かけごはん」というメニューが身近すぎるがゆえに、「安価で手軽な食事」といったイメージを払拭し、新たな価値を提供する必要があったためです。
「あさげ」ブランドの歴史と成功
永谷園の「あさげ」は、1974年に発売されて以来50年以上続くロングセラーブランドです。当時のインスタント食品に「安かろう、まずかろう」というイメージが強かった時代に、「手作りに負けないおいしい高級おみそ汁」をコンセプトに誕生しました。
- 製法へのこだわり:熱風乾燥が主流だった当時、コストがかかるものの風味を損なわないフリーズドライ製法をあえて採用しました。フリーズドライとは、食品を凍結させてから真空状態で水分を取り除く乾燥方法で、風味や栄養が保たれやすいのが特徴です。
- 価格設定:一般的な即席みそ汁が1食10円程度だったのに対し、「あさげ」は1食40円という高価格帯で発売されました。社内からは不安の声も上がったものの、結果として大きな反響を呼び、多くの消費者に支持されました。
- 長期的な支持の理由:マーケティング本部 小田友紀子氏によると、「家庭のみそ汁とは違う、だしの効いたごはんに合うみそ汁の味」が、世代を超えて愛される理由であると分析されています。
- 市場での実績:1999年発売の「生みそタイプみそ汁 あさげ10食入」は、インテージSRI+のデータ(2022年1月~2024年12月累計販売金額)で即席生みそタイプみそ汁市場の売上1位を獲得しています。
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