次世代CMOの役割とは?ファミマと楽天が語る「顧客価値と事業成長」
ファミリーマートの足立氏と楽天の河野氏が、マーケターが目指すべき「グロース(成長)」について議論しました。特に両社の連携による「楽天スーパーポイントアッププログラム(SPU)」の成果は顕著で、開始1カ月で楽天ポイントカード利用者が4ポイント増加、キャンペーン達成者も15%以上増えるなど、顧客行動変容を促しWin-Winの関係を築いています。次世代CMOには、顧客価値を起点に事業全体の成長を牽引する視点が求められます。
この記事のポイント
- ファミリーマートでの楽天ポイントカード利用者比率:開始からわずか1カ月で「4ポイント増加」しました。
- 楽天側でのキャンペーン達成者:前月比で「15%以上増加」しました。
- 元記事URL: https://www.advertimes.com/20260814/article553771/

次世代CMOが担う役割:顧客価値と事業成長
楽天グループのビジネスイベント「Rakuten AI Optimism」で行われたセッションで、ファミリーマートのエグゼクティブ・ディレクターCMOである足立光氏と、楽天グループの取締役副社長執行役員Group CMO兼楽天モバイル常務執行役員CMOである河野奈保氏が、顧客価値を事業成長に繋げるための実践的な視点を語り合いました。
経済圏の連携がもたらすシナジー効果
両社の議論は、2026年7月1日に開始されたファミリーマートの「楽天スーパーポイントアッププログラム(SPU)」への参画を起点に進められました。これは楽天グループ外の企業としては初の試みです。具体的には、全国のファミリーマート約1万6400店舗で月に3000円以上買い物し、楽天ポイントカードを提示すると、楽天市場でのポイント倍率が0.5%上乗せされる仕組みです。この取り組みにより、以下のような顕著な効果が見られています。
- ファミリーマートでの楽天ポイントカード利用者比率:開始からわずか1カ月で「4ポイント増加」しました。
- 楽天側でのキャンペーン達成者:前月比で「15%以上増加」しました。
この連携施策は、両社にとって「Win-Win(お互いに利益がある関係)」の関係を築いていることを示しています。
■ユーザーの行動変容と新たな顧客層の開拓
アンケート調査によると、この施策を知ったユーザーの54.8%が「ファミリーマートでもっと買い物をしたい」、56.2%が「楽天市場での買い物を増やしたい」と回答しており、認知度が高まることでさらなる購買行動の変化が期待されています。特に注目すべきは、これまで「ポイ活(ポイント活動)」に馴染みが薄かった10代の若年層が、このSPU連携をきっかけに楽天経済圏でのポイント活用を始める意向が高いとデータが示している点です。これにより、新たな顧客層の開拓にも繋がっています。
ファミリーマートのマーケティング戦略
足立氏は、ファミリーマートでのマーケティング戦略として「提供価値の再定義」「施策の話題化」「ご飯以外の来店理由の創出」の3つの柱を解説しました。5年前に「ファミリーマートが提供する価値」を5つのキーワードで再定義し、ブランドイメージを確立するための重要なステップであったと振り返っています。
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