楽天・三木谷社長が語るAI時代の競争優位性とは?「データがダイヤモンドの原石」
楽天グループの三木谷浩史社長は、AIの進化速度がムーアの法則を上回る現状において、楽天が持つ豊富なデータと経済圏のエコシステムが競争優位の源泉であると強調しました。AIエージェントの性能は7カ月ごとに倍増し、人間の複雑な作業の75〜78%までAIが可能になっていると指摘。月間4600万人以上のユーザーから得られる3兆を超えるデータが、AI活用における「ダイヤモンドの原石」であり、EC、金融、通信など70以上のサービスを一体的に提供する楽天経済圏の強みを通じて、2025年にはAIによる利益創出が255億円に達すると明かしました。
この記事のポイント
- AIエージェントの性能向上: 7カ月ごとに倍増
- 年間での性能向上: 約4倍
- 2年間での性能向上: 16倍

楽天グループの三木谷浩史社長が、同社主催のビジネスカンファレンス「Rakuten AI Optimism」に登壇し、AI時代における楽天の戦略と競争優位について語りました。
「AIは避けられない革命」 ムーアの法則を超える進化速度
三木谷氏は、現在のAIの進化速度について「ムーアの法則」(半導体処理速度が1.5年で倍増)を上回るペースで進化していると強調しました。具体的には、AIエージェントの性能は7カ月ごとに倍増しており、1年で約4倍、2年で16倍の性能向上が見込まれるとしています。
- AIエージェントの性能向上: 7カ月ごとに倍増
- 年間での性能向上: 約4倍
- 2年間での性能向上: 16倍
また、AIが人間の仕事の難しい部分についても75〜78%程度の水準に達していると述べ、企業はAIができる作業を前提に戦略を考える必要があると警鐘を鳴らしました。
「データがダイヤモンドの原石」 楽天エコシステムの強み
楽天がAI活用において持つ競争優位性は、その圧倒的なデータ量と楽天経済圏の一体性にあります。三木谷氏は「AIはあくまでも基本的には処理アルゴリズム。その方程式に入る変数はデータだから、データがダイヤモンドの原石である」と表現しました。
- 月間アクティブユーザー: 約4600万人
- 保有データ量: 3兆を超える
- サービス数: EC、金融、通信、デジタルコンテンツなど70以上
これらのデータと多岐にわたるサービスが一体となったエコシステムが、単一サービスを提供する他社との決定的な違いであると説明。2025年には、AIによる利益創出が楽天グループ全体で255億円に達すると明らかにしました。
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