事例2026/9/11
日本のモダニズムデザインを築いた河野鷹思、生誕120年記念展が開催
結論(先に要点)
日本のデザイン黎明期から活躍し、モダニズムを確立したデザイナー河野鷹思氏(1906〜1999)の生誕120年を記念し、「TAKASHI KONO – designer」展が東京・表参道のギャラリー5610で2026年9月14日から開催されます。本展では、映画ポスターから雑誌装丁、東京オリンピックのデザイン委員まで多岐にわたる氏の仕事の中から、イラストレーション作品を中心に年代順に展示されます。
この記事のポイント
- 初期: 東京美術学校卒業後、松竹キネマの宣伝部で映画ポスターや舞台美術を手がける。
- 日本工房時代: 名取洋之助が主宰する「日本工房」に加わり、対外宣伝誌『NIPPON』の表紙などを担当。西洋モダニズムと日本の粋を融合させた洗練された作風を確立しました。
- 戦後: 日本宣伝美術会(日宣美)の創設に尽力。

河野鷹思氏の功績と「TAKASHI KONO – designer」展
日本のモダニズムデザインの礎を築いた河野鷹思氏(1906〜1999)の生誕120年を記念し、「TAKASHI KONO – designer」展が開催されます。河野氏は、まだ「デザイン」という言葉が定着していなかった1920年代後半から、ボーダレスなデザイン的思考で多様な制作活動を行ってきました。
■河野鷹思氏のキャリア
- 初期: 東京美術学校卒業後、松竹キネマの宣伝部で映画ポスターや舞台美術を手がける。
- 日本工房時代: 名取洋之助が主宰する「日本工房」に加わり、対外宣伝誌『NIPPON』の表紙などを担当。西洋モダニズムと日本の粋を融合させた洗練された作風を確立しました。
- 戦後: 日本宣伝美術会(日宣美)の創設に尽力。
- 国家事業への貢献:
- 1964年の東京オリンピックでデザイン委員を務める。
- 1970年の日本万国博覧会で政府館の展示設計を務める。
■幅広いデザイン活動
河野氏の活動は多岐にわたり、「Mainly, graphic designer」と自身を説明していた通り、以下のような分野で才能を発揮しました。
- 映画、演劇、舞踊の宣伝美術・装置・衣装
- 商品広告
- 本や雑誌の装丁・挿絵
- パッケージ
- ディスプレイ、インテリア
- ファッション時評
- デザイン教育
■記念展の概要
本展では、河野氏の膨大な作品の中からイラストレーション表現に焦点を当て、年代順に作品が展示されます。また、2026年11月には作品集『河野鷹思 ゑ・ヱ・絵』(求龍堂)の刊行も予定されています。
- 会期: 2026年9月14日(月)〜29日(火)
- 会場: ギャラリー5610(東京・表参道)
- 開会時間: 11時~18時
- 入場料: 無料(会期中無休)
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