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売り方2026/8/31

採用における認識ギャップ:経営者と現場で課題の数に差、順位は一致

結論(先に要点)

むすび(Brand Engineering)が実施した「採用実態調査2026」によると、経営者と採用に関わる社員の間で、採用に関する課題の認識に違いがあることが明らかになりました。課題として認識する項目数では社員の方が多く、経営者の約3割が課題なしと回答。しかし、課題として挙げられる項目の順位は両者で一致しており、特に「母集団の質が低い」「母集団が集まらない」といった点は共通の主要課題と認識されています。

この記事のポイント

  • 見かけ上の差異: 数字だけ見ると現場社員の評価が高いように見えますが、これはサンプルとなる企業規模の構成が異なるためです。現場社員のサンプルは売上50億円以上が約6割を占める一方、経営者サンプルは5億円未満が約4割を占めていました。
  • 企業規模と実践度: 実践度は企業規模が大きいほど高まる傾向があり、経営者調査では売上5億円未満の企業が2.42点、250億円以上の企業が3.41点と大きな開きがありました。
  • 規模帯を揃えた比較: 売上規模帯を揃えて比較すると、どちらが高いかは帯によって異なり、立場による一貫した差は確認できませんでした。現場の自己評価が高いという傾向は、企業規模の構成がもたらした見かけ上の差であったことが示されました。
採用における認識ギャップ:経営者と現場で課題の数に差、順位は一致

採用実態調査2026の概要

むすび(Brand Engineering)は、全国の経営者・役員(採用に関与する465名)と、全国の就業者(採用に関与する社員200人)を対象に、同一の質問票を用いた「採用実態調査2026」を2026年7月にインターネットで実施しました。

この調査により、経営者と現場社員の間で、採用に関する認識が食い違う点が「何が課題か」ではなく、「課題をいくつ認識しているか」であることが判明しました。

自己評価と企業規模の影響

採用ブランディングの実践度を21項目で5点満点で自己評価してもらった結果、平均は経営者が2.82点、現場社員が3.02点でした。

  • 見かけ上の差異: 数字だけ見ると現場社員の評価が高いように見えますが、これはサンプルとなる企業規模の構成が異なるためです。現場社員のサンプルは売上50億円以上が約6割を占める一方、経営者サンプルは5億円未満が約4割を占めていました。
  • 企業規模と実践度: 実践度は企業規模が大きいほど高まる傾向があり、経営者調査では売上5億円未満の企業が2.42点、250億円以上の企業が3.41点と大きな開きがありました。
  • 規模帯を揃えた比較: 売上規模帯を揃えて比較すると、どちらが高いかは帯によって異なり、立場による一貫した差は確認できませんでした。現場の自己評価が高いという傾向は、企業規模の構成がもたらした見かけ上の差であったことが示されました。

採用課題の認識量に関するギャップ

採用課題は26項目からの複数選択で質問されました。新卒採用で特に選択率が高かったのは以下の項目でした。

  • 「母集団の質が低い」(経営者20%/現場26%)
  • 「母集団が集まらない」(経営者19%/現場26%)

これらの上位課題の顔ぶれは経営者と現場社員の間で一致しており、課題の中身自体に対する認識のズレは小さいことが示されました。しかし、課題の「認識量」には大きな差が見られました。

  • 1人あたりの選択数:
    • 新卒採用では、経営者が1.84個に対し現場社員は2.50個。
    • 中途採用では、経営者が1.58個に対し現場社員は2.42個。
    • いずれの場合も、現場社員の方が0.7〜0.8個多く課題を認識していました。
  • 課題を挙げない割合:
    • 新卒採用で課題を1つも挙げなかった回答者は、経営者の29.6%に対し、現場社員は14.8%でした。
    • 逆に、3個以上の課題を挙げたのは、経営者が28.3%、現場社員が40.6%でした。

この結果から、経営者の約3割が採用に課題がないと認識している一方で、現場社員で同様の回答をしたのは約7人に1人に留まることが明らかになりました。

参考リンク

#人財会議#採用#調査#経営者#現場社員#採用ブランディング

運営者情報

藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

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