夏の眠気の原因は「暑さ」だけじゃない?約8割が「隠れ無呼吸」の可能性を見過ごす実態
夏に日中の強い眠気を感じる人が77%に上る一方で、その原因を「暑さ」や「夏バテ」と捉え、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」のサインが隠れていることへの認知は低いという調査結果が出ました。SASの詳しい認知はわずか4.5%に留まります。しかし、SASの可能性があると知れば、半数近くが生活習慣の見直しを検討するなど、前向きな対処意向も示されています。夏の眠気を安易に片付けず、自身の睡眠の質に目を向けることの重要性が示されています。
この記事のポイント
- 夏の日中に強い眠気を「週に数回」または「ほぼ毎日」感じる人は合計77.0%。
- 眠気の原因として「夜が暑くて眠りが浅い」(27.7%)、「夏バテ・疲労」(24.6%)が上位を占めています。多くの人が「暑さや気温のせい」と認識している傾向が強いです。
- SAS(睡眠時無呼吸症候群)の主なサインについて「詳しく知っている」と答えた人はわずか4.5%に留まります。

夏の眠気、77%が感じているのに「隠れ無呼吸」を見過ごす実態
一般社団法人いびき無呼吸改善協会が200名を対象に実施した「夏の睡眠不調と隠れ無呼吸に関する意識調査」により、夏の日中の強い眠気の原因が「暑さ」や「夏バテ」だと考える人が多い一方で、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の可能性が見過ごされている実態が明らかになりました。
調査背景と目的
夏の厳しい暑さは睡眠の質を低下させ、日中の眠気や疲労感を引き起こしやすいとされています。しかし、これらの症状の裏には「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が隠れているケースも少なくありません。SASは、睡眠中に呼吸が浅くなったり止まったりすることで、十分な酸素が体に行き渡らず、日中の強い眠気や倦怠感を引き起こします。夏場は、これらのSASのサインが「暑さのせい」「夏バテ」「寝不足」として見過ごされがちであるため、一般の人々が夏の睡眠不調をどのように認識しているか、またSASの認知度や対処意向を明らかにすることを目的として調査が実施されました。
調査サマリー
- 夏の日中に強い眠気を「週に数回」または「ほぼ毎日」感じる人は合計77.0%。
- 眠気の原因として「夜が暑くて眠りが浅い」(27.7%)、「夏バテ・疲労」(24.6%)が上位を占めています。多くの人が「暑さや気温のせい」と認識している傾向が強いです。
- SAS(睡眠時無呼吸症候群)の主なサインについて「詳しく知っている」と答えた人は**わずか4.5%**に留まります。
- 「暑さ・夏バテのせい」で片づけられがちな睡眠不調として「朝起きても疲れが取れていない」(22.2%)、「強い倦怠感・だるさ」(19.1%)が多数を占めました。これらはSASの代表的な自覚症状と一致します。
- もし眠気がSASなどの可能性がある場合、「まずは生活習慣を見直す」と回答した人が**46.0%**でトップ。
詳細データ
■Q1:猛暑の時期、日中に強い眠気を感じることはありますか?
- 週に数回感じる:61.5%
- ほぼ毎日感じる:15.5%
合計で77.0%の人が頻繁に眠気を経験しており、夏の眠気が多くの人にとって日常的な悩みであることが示されています。
■Q2:夏の日中に起こる眠気の原因は何だと思いますか?
- 夜が暑くて眠りが浅い:27.7%
- 夏バテ・疲労:24.6%
日中の眠気を「暑さや気温のせい」と認識している人が多いことがわかります。
■Q3:「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の主なサインを知っていますか?
- なんとなく知っている:46.5%
- 名前は聞いたことがある程度:39.5%
- 詳しく知っている:4.5%
疾患名自体の認知は進んでいますが、具体的な症状やリスクに対する理解度はまだ低い状況です。
■Q4:「暑さ・夏バテのせい」で片づけてしまいがちな睡眠不調はどれですか?
- 朝起きても疲れが取れていない:22.2%
- 強い倦怠感・だるさ:19.1%
これらの症状はSASの代表的なサインと一致するにもかかわらず、「夏の疲れ」として見過ごされやすい傾向にあります。
■Q5:夏の眠気が暑さだけでなくSASなどの可能性がある場合、どう行動しますか?
- まずは生活習慣を見直す:46.0%
- 医療機関に相談する:19.5%
- 自分の睡眠中の様子を確認する:18.0%
SASの可能性があると知った場合、自己管理や専門機関への相談など、前向きな対処を検討する人が多いことがうかがえます。
調査結果のまとめ
今回の調査結果から、夏場の眠気や疲労感の多くが「暑さ」や「夏バテ」に起因すると認識されている一方で、これらの症状が「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の兆候である可能性が見過ごされていることが判明しました。SASの詳しい認知度は低いものの、その可能性を知った場合、多くの人が生活習慣の見直しや専門機関への相談など、前向きな行動意向を示しています。夏の眠気を単なる季節的なものと決めつけず、自身の睡眠の質に意識を向け、必要に応じて専門家の助言を求めることが重要です。
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