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事例2026/9/25

坂井市「新産業共創事業」2年目キックオフ!繊維・ドローン分野で5事業採択

結論(先に要点)

福井県坂井市は、地域産業の活性化を目指す「新産業共創事業」の2年目キックオフイベントを開催しました。繊維とドローンの2分野で全国から優れたスタートアップや研究者5事業者を採択。採択された各事業者は、地元の企業や研究機関と連携し、食用鶏の羽根由来バイオ素材開発、炭素繊維リサイクル、ドローンによる非破壊検査、ハイブリッドドローン開発、植物由来新素材「PlaX繊維」製品化などの実証に取り組みます。地元金融機関も参加し、地域全体でイノベーション創出を期待しています。

この記事のポイント

  • 概要: 食用鶏の羽根由来タンパク質から加工用ペレットや繊維化可能な新素材を開発。
  • 実証内容: 素材の性能・価格調査、樹脂成形品や繊維の試作。
  • 協力先: 福井県工業技術センターなど。
坂井市「新産業共創事業」2年目キックオフ!繊維・ドローン分野で5事業採択

福井県坂井市「新産業共創事業」2年目キックオフ

福井県坂井市は、地域に新たな産業集積を生み出すことを目的とした「新産業共創事業」の2年目キックオフイベントを8月26日に開催しました。本事業は、全国のスタートアップや起業予定の研究者と地元企業をマッチングさせ、イノベーション創出を促す取り組みです。

5事業者が新たな技術と構想を発表

2年目となる本年度は、初年度と同様に「繊維」と「ドローン」の2分野をテーマに、全国から募集されたスタートアップや研究者の中から5事業者が採択されました。採択された各事業者は、キックオフイベントで自身の事業構想や将来プラン、技術的強みをプレゼンテーションし、坂井市を拠点とする実証事業への意気込みを語りました。

事業の目的とパートナーシップ

坂井市の新産業共創事業は、ベンチャーキャピタルの機能も持つコンサルタント「ReGACY Innovation Group」をパートナーに迎えています。坂井市内の企業とスタートアップとの協業・連携を通じて、産業の活性化と持続可能な地域経済の発展を目指しており、事業拠点として「SAKAI WEAVE」も開設されています。

2026年度採択事業者の概要

■1. 鶴岡工業高等専門学校

  • 概要: 食用鶏の羽根由来タンパク質から加工用ペレットや繊維化可能な新素材を開発。
  • 実証内容: 素材の性能・価格調査、樹脂成形品や繊維の試作。
  • 協力先: 福井県工業技術センターなど。
  • 目標: 従来の「使って、捨てる」経済モデルから脱却し、鶏の羽根を資源とした循環型経済の実現を目指す。

■2. エンカーマス株式会社

  • 概要: CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の樹脂成分を分解し、高品質な炭素繊維をリサイクル提供。
  • 実証内容: リサイクル炭素繊維の活用方法検討と試作、顧客開拓。
  • 協力先: 丸八株式会社(坂井市)。
  • 目標: 航空機産業などで大量に廃棄されるCFRPのリサイクルを促進し、新たな付加価値を創出する。

■3. 室蘭工業大学

  • 概要: ジェル塗布不要の超音波非破壊検査技術を搭載したドローンにより、プラント設備などの内部欠陥点検を効率化。
  • 実証内容: ドローンでの超音波非破壊検査の実証、検査精度・水準の整理。
  • 協力先: むげんのそら株式会社(鯖江市)。
  • 目標: インフラ構造物の維持管理における人材不足解消と検査の効率化、ドローン技術の確立を目指す。

■4. HIEN Aero Technologies株式会社

  • 概要: ガスタービンと電動を組み合わせたハイブリッドドローンにより、長時間・長距離・高重量輸送を実現。
  • 実証内容: ハイブリッドドローンの長時間浮上による性能実証、大型ヘリコプターUAVを用いた実証。
  • 協力先: 福井県福井空港事務所。
  • 目標: 福井空港を拠点に次世代eVTOL(電動垂直離着陸機)の機体開発を進め、物流サービスへの可能性を探る。

■5. Bioworks株式会社

  • 概要: 植物由来のポリ乳酸に独自添加剤を加え、商用利用可能な新素材「PlaX繊維」を開発。
  • 実証内容: 高付加価値なPlaX繊維製品(お守りなど)の試作・開発、持続可能な回収インフラのモデル構築。
  • 協力先: 松川レピヤン(坂井市)。
  • 目標: アパレル産業の脱石油化と資源循環を目指し、植物由来素材による製品化とリサイクルエコノミーの実現を図る。

坂井市からの期待

坂井市の長谷川総合政策部長は、本事業が「若者の心に刺さる骨太な仕事」を生み出し、人口減少対策にも繋がると強調。スタートアップと地元企業間の予期せぬ「化学反応」がさらなるイノベーションを生むことに期待を寄せました。

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藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

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