人間国宝・三浦小平二氏の「小平窯」再生へ、クラウドファンディング実施中
人間国宝である陶芸家・三浦小平二氏の没後20年を機に、北日本工芸株式会社が佐渡の生家「むみょうい常山小平窯」の再生プロジェクトを進めています。20年間稼働していなかった窯は老朽化が進んでおり、大規模な修繕費用を募るため、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」で資金を調達中です。修繕後は、三浦氏の絵付けを施した日常使いの器を制作し、伝統と文化を次世代に繋ぐことを目指します。
この記事のポイント
- クラウドファンディングページ: https://camp-fire.jp/projects/973053/view
- 床・壁・天井の修繕
- 雨漏り箇所の補修

人間国宝・三浦小平二氏の「小平窯」再生プロジェクト
北日本工芸株式会社は、人間国宝である陶芸家・三浦小平二氏(1933〜2006年)の生家であり、作陶の原点でもある佐渡の工房「むみょうい常山小平窯」の再生プロジェクトを開始しました。三浦氏の没後20年となる2026年の記念展開催を機に、20年間活動を停止していた窯を修繕し、再び作品を生み出せる場所とすることを目指しています。
クラウドファンディングで資金を調達
このプロジェクトは、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を通じて資金を募っています。
- クラウドファンディングページ: https://camp-fire.jp/projects/973053/view
小平窯の現状と再生の目的
小平窯は三浦小平二氏が亡くなって以来、約20年間手付かずの状態でした。現在、天井の剥がれ、床のカビや湿気による損傷、雨漏り、電気系統の問題など、老朽化が著しく、作品制作が困難な状況です。
集まった資金は、以下の修繕費用に充てられます。
- 床・壁・天井の修繕
- 黒カビの除去
- 雨漏り箇所の補修
- 電気系統の整備
修繕後は、三浦氏が描いた絵を転写したマグカップ、フリーカップ、パン皿など、日常使いできる器の制作再開を目指しています。これにより、三浦氏が遺した技術と文化を次の世代へ継承することが目的です。
三浦小平二氏と「無名異土」
三浦小平二氏は、東京藝術大学で学び、世界各地を旅して独自の表現を築き上げ、1997年に重要無形文化財「青磁」保持者(人間国宝)に認定された陶芸家です。特に、故郷佐渡の「無名異土(むみょういど)」を用いた青磁の制作に力を入れ、独自の青磁の世界を確立しました。
佐渡無名異焼は、2024年10月17日に経済産業大臣指定の伝統的工芸品にもなっています。今回のプロジェクトは、この佐渡の伝統の火を絶やさずに次世代へ繋ぐ重要な取り組みと位置づけられています。
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