三重県明和町、国産大麻100%使用の「大麻の茅の輪」を特別公開
三重県明和町は、同町の斎宮史跡内で収穫された国産大麻の茎を100%使用した「大麻の茅の輪」を、いつきのみや歴史体験館で特別公開しました。これは全国でも唯一の試みで、旧暦の夏越の祓(8月12日)に合わせて実施され、伝統的な茅の輪くぐりを自由に体験できます。弥生時代から神事と結びついてきた大麻草の資源を有効活用し、地域文化の継承と持続可能な地域づくりを目指す「天津菅麻(あまつすがそ)プロジェクト」の一環です。
この記事のポイント
- 1回目(左回り): 『水無月の 夏越の祓 する人は 千歳の命 延ぶと云うなり』
- 2回目(右回り): 『思ふこと みな尽きねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓ひつるかな』
- 3回目(左回り): 『蘇民将来 蘇民将来(そみんしょうらい そみんしょうらい)』

【日本唯一の試み】三重県明和町・斎宮の「国産大麻」で制作した『大麻の茅の輪』を特別公開!
伝統栽培と資源の有効活用による「大麻の茅の輪」制作
一般社団法人明和観光商社が参画する「天津菅麻プロジェクト」により、三重県明和町・斎宮史跡内で収穫された国産大麻の茎を100%使用した「大麻の茅の輪(ちのわ)」が制作されました。この茅の輪は、いつきのみや歴史体験館にて特別公開されており、旧暦の夏越の祓(8月12日)に合わせ、伝統的な茅の輪くぐりを誰でも自由に体験できます。
制作の背景と地域文化の継承
弥生時代から神事に深く関わってきた大麻草の茎に着目し、一般的な茅(カヤ)ではなく、斎宮史跡内の麻畑で栽培された国産大麻を100%活用しています。これは全国でも類を見ない試みで、古くから清めの力があるとされてきた大麻を伝統行事に活かすことで、持続可能な地域文化の継承を目指しています。
プロジェクトでは、繊維用栽培で残る大麻の茎を有効活用し、将来的には地域の神社への提供も視野に入れています。夏越の祓は本来、旧暦6月30日に行われる行事ですが、今年は新暦の8月12日に合わせて実施されます。
■「茅の輪くぐり」と麻にまつわる唱え詞
古来の作法に則り、3回茅の輪をくぐります。特に2回目で唱える和歌には「麻の葉」が登場し、大麻の浄化の力が祈りに込められています。
- 1回目(左回り): 『水無月の 夏越の祓 する人は 千歳の命 延ぶと云うなり』
- 2回目(右回り): 『思ふこと みな尽きねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓ひつるかな』
- 3回目(左回り): 『蘇民将来 蘇民将来(そみんしょうらい そみんしょうらい)』
■展示概要
- 展示・体験場所: いつきのみや歴史体験館(三重県多気郡明和町3046番地25)
- 参加費・見学: 無料(見学自由・どなたでも自由にくぐれます)
- 主催: 天津菅麻プロジェクト
■天津菅麻プロジェクトについて
このプロジェクトは、古くから日本の暮らしや神事に関わってきた「大麻(おおぬさ)」を地域の貴重な資源として未来へつなぐ、産学官連携の取り組みです。伊勢神宮とゆかりの深い斎宮の地で、国産大麻の栽培・活用を通じて、地域の自然・歴史・文化を次世代へ継承し、持続可能な地域づくりを目指しています。
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