一般社団法人miraii、失敗から学ぶ助成金勉強会開催「支援を継続させる形づくり」
一般社団法人miraiiは、2026年8月9日にNPO・任意団体向けの助成金勉強会を開催しました。本勉強会は、特定の個人の負担に依存する支援体制から脱却し、持続可能な運営を目指すためのものです。miraii自身も過去に助成金失効で支援が途絶えた経験から、助成金を「始めるためのお金」と捉え、助成期間中に自立できる事業構築の重要性を参加団体に伝えました。申請書の書き方以前に、助成対象となる事業の組み立て方やつまずきやすいポイントについて深く掘り下げて解説しました。
この記事のポイント
- 助成金獲得後の運営について
- 助成金申請準備の方法
- 助成対象となる事業の作り方

助成金勉強会の目的と背景
一般社団法人miraiiは、2026年8月9日にNPO法人・一般社団法人・任意団体向けの助成金勉強会を開催しました。この勉強会は、「誰か一人の負担の上に成り立つ支援」を止め、持続可能な形で支援を継続するための知見を共有することを目的としています。
miraii自身も、2023年度に1,560万円のWAM助成を獲得しましたが、翌年度に助成が打ち切られ、小児慢性特定疾患を持つ子どもたちへの支援を停止せざるを得ない経験をしました。この経験から、支援が特定の個人の負担に依存している状態では、その個人が活動できなくなった際に支援そのものが途絶えてしまうという課題を認識。同様の事態に陥る団体を減らし、支援対象者へ途切れない支援を届けたいという願いから、本勉強会が企画されました。
参加団体の関心と実際の課題
勉強会への申し込み時に参加団体から寄せられた主な関心は以下の通りでした。
- 助成金獲得後の運営について
- 助成金申請準備の方法
- 助成対象となる事業の作り方
- 助成金情報の収集方法
しかし、実際に勉強会で最も時間を費やしたテーマは、「自分がやろうとしている事業で助成金が獲得できるのか」や「そもそも助成対象となる事業が思いつかない」という、申請書作成以前の事業構想段階での課題でした。
助成金の本質:事業への投資
勉強会では、助成団体が資金を提供する対象は、申請団体そのものではなく、「その団体が行う事業の先にいる支援対象者」であると強調されました。
団体の運営費不足や活動の素晴らしさを訴えるだけでは、多くの場合助成金は下りません。助成金は、事業を通して支援対象者にどのような変化が起き、社会全体にどのような好影響があるのか、という点に投資されるものです。
そのため、事業が明確に組み立てられていなければ、助成金申請書は書けません。「事業が思いつかない」ことと「申請が通らない」ことは、根本的に同じ課題でつまずいていることになります。
事業を見つけるヒント
miraiiが提示した事業を見つけるための考え方は以下の通りです。
- ゼロから発想する必要はない: 現在の活動の延長線上にある、しかし今はないが、あることで助かる人がいる事柄に着目する。
- 無償活動の有料化は慎重に: これまで無料だったものに価格をつけると利用者が減る可能性があるため、有料化は初期段階から検討する。
- 支払い元を明確にする: 利用者本人や保護者からの徴収は単価を上げると利用減につながりやすいため、企業や行政を対象とした事業の方が継続しやすい場合がある。
- ニーズと支払い意欲は別物: 「欲しい」という声が必ずしも「お金を払う」ことに直結しないことを理解する。
miraii自身も、収益が成り立つ水泳教室「いるかきょうしつ」を土台に、指導者育成事業を構築し、将来的には有償プログラムとして提供する計画です。助成金は、あくまで事業を「始めるためのお金」であり、依存し続けるものではないという点が強く伝えられました。
今後の展開
今回の勉強会の内容は、2026年度後期にオンデマンド講座として公開される予定です。日程や場所の制約で参加できなかった団体や、事業構想に悩む人々にも学びを届け、より多くの団体が自立した支援を継続できるよう支援していくとのことです。
実施概要
- 名称: 助成金を獲るということ/助成金を獲るには
- 日時: 2026年8月9日(日)9:30〜11:30
- 会場: 愛知県・刈谷市総合文化センター+オンライン(Zoom)
- 参加費: 1,000円
- 登壇者: 加藤めぐみ(一般社団法人miraii 理事長)
- 主催: 一般社団法人miraii
参考リンク
- 一般社団法人miraii公式サイト: https://miraii.org
- 元記事URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000124224.html
参考リンク
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