ワークマン、消臭機能付きファン付きウエアで一般向け市場を攻略、120万点超販売
記録的な暑さで需要が高まるファン付きウエア市場において、ワークマンが「周囲への配慮」を重視した製品で一般層の獲得に成功しています。ファン付きウエアは作業現場の熱中症対策として普及しましたが、周囲への体臭や衣類の臭いの排出が懸念されていました。ワークマンは制菌・消臭機能を搭載した「WindCore耐久撥水×消臭シェルベスト」を投入し、2026年7月末までにファン付きウエア全体の販売数量が120万点を突破。一般生活者向け市場の開拓に注力し、2~3年後には1000億円規模への成長を見込んでいます。
この記事のポイント
- 記録的な暑さで需要が高まるファン付きウエア市場において、ワークマンが「周囲への配慮」を重視した製品で一般層の獲得に成功しています。
- ファン付きウエアは作業現場の熱中症対策として普及しましたが、周囲への体臭や衣類の臭いの排出が懸念されていました。
- ワークマンは制菌・消臭機能を搭載した「WindCore耐久撥水×消臭シェルベスト」を投入し、2026年7月末までにファン付きウエア全体の販売数量が120万点を突破。

記録的な暑さの中で、ファン付きウエアの存在感が高まっています。これは、衣服内の汗を外部からの空気で蒸発させることで涼しさを得るウエアです。
ファン付きウエアの現状と課題
ファン付きウエアは元々、作業現場での熱中症対策として普及しました。しかし、近年ではスポーツブランドの参入や、サンコーによるTシャツ型商品の発売など、一般生活者向けの用途にも広がりを見せています。
一方で、新たな課題も浮上しています。ファンが体や衣類から発生する臭いを含んだ空気を周囲に排出することへの懸念です。SNS上では、イベント会場や電車内での使用に関する臭いの指摘が見られます。
ワークマンの「消臭」戦略
こうした状況に対し、ワークマンは「周囲への影響」を重要な課題と捉え、対策を講じています。顧客からも「周りの方への影響が心配」という声が寄せられていることを認識しています。
2026年3月に発売されたワークマンの「WindCore耐久撥水×消臭シェルベスト」(税込2900円)は、制菌・消臭機能を備えることでこの問題をクリアしようとしています。この戦略が奏功し、2026年7月末までにファン付きウエア全体の販売数量は120万点を超え、想定を超える需要で推移しています。
一般向け市場の成長戦略
ワークマンは、2026年春夏商戦において、ファン付きウエアや冷却プレートで体を冷やす「半導体冷房服」など、作業者向けに165万点・150億円、一般生活者向けに57万点・53億円の販売を計画しています。
現在、一般生活者向け市場はまだほとんど形成されていないとしながらも、ワークマンは2~3年後には1000億円規模へ成長すると予測しており、この市場の開拓に注力していることがうかがえます。
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