実例集一覧
売り方2026/8/27

ロッテが視覚障がい者向けパッケージ「ココヨム」開発、技術を無償提供

結論(先に要点)

ロッテは、視覚障がい者がパッケージ情報を触覚で識別できる新技術「ココヨム」を発表しました。この技術は、パッケージに施された四角い溝加工により、商品名や賞味期限、アレルギー情報などの位置を指先で特定できるようにする日本初の試みです。2026年9月から「プレミアムガーナ」など一部商品に導入され、この技術は社会全体での情報アクセシビリティ向上を目指し、他の企業にも無償で開放されます。

この記事のポイント

  • ロッテは、視覚障がい者がパッケージ情報を触覚で識別できる新技術「ココヨム」を発表しました。
  • この技術は、パッケージに施された四角い溝加工により、商品名や賞味期限、アレルギー情報などの位置を指先で特定できるようにする日本初の試みです。
  • 2026年9月から「プレミアムガーナ」など一部商品に導入され、この技術は社会全体での情報アクセシビリティ向上を目指し、他の企業にも無償で開放されます。
ロッテが視覚障がい者向けパッケージ「ココヨム」開発、技術を無償提供

「ココヨム」とは?触覚で情報を「探す」新技術

ロッテは、視覚に障がいを持つ人々が商品の情報をよりスムーズに得られるよう、新たなインクルーシブデザインの仕組み「ココヨム」を発表しました。これは、障がい当事者の視点を生かしたコンサルティングを行うミライロ社との共同開発です。2026年9月より、「プレミアムガーナ」や「チョコパイ」など、紙箱パッケージの一部商品に順次導入されます。

「ココヨム」は、パッケージの特定箇所に四角い溝(みぞ)加工を施すことで、指先の触覚だけで商品名、賞味期限、アレルギー情報などが記載されている位置を特定できるようにする仕組みです。これまでのアプローチでは情報を「読む」ための支援が中心でしたが、「ココヨム」は情報を「探す」際の課題を解決することを目指しています。ロッテの調査(2026年5月時点)によると、触覚で情報位置を識別するこの方法は日本初だとしています。

導入の背景と目指す「共通ルール化」

これまでもロッテは、「お口の恋人」というコーポレートメッセージのもと、開けやすい容器や見やすい表示など、「使いやすいパッケージ」を通じてアクセシビリティ(誰もが利用しやすいようにすること)の向上に取り組んできました。2024年には、特定の人々が抱える課題を解決の出発点とする「インクルーシブデザインチーム」を中央研究所内に発足させ、開発を進めています。

今回の「ココヨム」は、個別の商品改善にとどまらず、企業や業界の垣根を越えて活用できる「共通のしくみ」として広まることを目指しています。

既存の課題解決へ

現在、多くの視覚障がい者はスマートフォンの「音声読み上げアプリ」を活用しています。しかし、「パッケージのどこに欲しい情報があるか分からず、カメラをどこにかざせばいいか分からない」「情報を読み取るまでに時間がかかる」といった課題がありました。

従来のアクセシビリティ対応である点字や音声コードは、情報にたどり着いた後に読むことを可能にする設計でしたが、「ココヨム」は情報を見つけるまでの「探すストレス」を軽減することに焦点を当てています。

参考リンク

https://www.advertimes.com/20260827/article555364/

#アクセシビリティ#パッケージ#ロッテ#インクルーシブデザイン#新技術

運営者情報

藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

運営者プロフィールを見る