売り方2026/10/9
ロッテ「キシリトール」を嗜好品から口のケア道具へ、歯科医院で3000万人規模の試供品配布方針
結論(先に要点)
ロッテは「キシリトール」の「なぜ買うか」を、嗜好品や機能性菓子として楽しむことから、毎日の口のケアへと広げる新戦略を発表した。歯科医院を通じて10年間で3000万人規模の試供品配布を推進し、ケア目的で使用する人の割合を現在の約25%から50%に引き上げる。ガム単体の中期販売目標は280億円。
この記事のポイント
- 歯科医院でのサンプリング:10年間で3000万人規模。
- オーラルケアツールとして使用する人の割合:現在の約25%から50%へ。
- キシリトールガム単体の中期販売目標:280億円。

嗜好品から毎日の口のケア道具へ
ロッテは10月5日、「キシリトール30周年新戦略・新CM発表会」で新たなブランド戦略を発表した。ガムを単なる嗜好品や機能性菓子から、毎日の生活に欠かせない「オーラルケアツール」、つまり口の健康を保つための道具へと進化させる方針だ。新アンバサダーには二宮和也を起用した。
代表取締役社長執行役員の中島秀樹氏は、健康寿命の延伸や、口の機能が衰えるオーラルフレイルの予防といった社会的背景に言及。ガムのオーラルケアツール化によって需要を創出し、ガム市場の再成長を目指すと表明した。
歯科医院を通じた体験で信頼獲得を図る
マーケティング本部 キシリトールブランド課課長の江村浩志氏は、「国民皆歯科健診」を巡る社会的関心の高まりに応じ、ケア目的の使用を増やす目標を示した。信頼獲得のため、歯科医院を通じたサンプリング(試供品の配布)を推進する。
発表された規模と目標は次のとおり。
- 歯科医院でのサンプリング:10年間で3000万人規模。
- オーラルケアツールとして使用する人の割合:現在の約25%から50%へ。
- キシリトールガム単体の中期販売目標:280億円。
- ガム事業全体の中期販売目標:400億円。
購入・使用する理由を毎日の口のケアへと広げることと、歯科医院を通じて商品を体験してもらう方法が、新戦略として示された。上記の使用割合や販売額は、実績ではなく同社が掲げた目標である。
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