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AI2026/8/5

フレームダブルオー、AI証明基盤「Lemma」を公共インフラへ提供開始

結論(先に要点)

フレームダブルオー株式会社は、個人情報を開示せずにデータの「本物である」ことを証明できるAI証明基盤「Lemma(レンマ)」を開発し、メタウォーター株式会社との共同プロジェクト「MizuDAkO」に実装しました。この技術は、人口減少による上下水道インフラの担い手不足に対応するため、住民参加型で行われるインフラ維持管理活動の記録に活用されます。データの中身を渡さずに真正性を担保する暗号技術「ゼロ知識証明」を核とし、限られた通信環境下でも利用可能で、AI活用の基盤となる信頼性の高いデータ提供を目指します。

この記事のポイント

  • 既存の仕組みを変えない: 現場の運用方法を変更することなく、記録に「証明」を後から追加できます。
  • データを抱え込まない: 生データを持たず、送信しないため、情報漏洩のリスクを増やさずにAI活用を進められます。
  • 厳しい条件でも動作: 古い端末や限られた通信環境でも問題なく動作するよう設計されています。
フレームダブルオー、AI証明基盤「Lemma」を公共インフラへ提供開始

フレームダブルオー株式会社は、メタウォーター株式会社と共同開発した住民参加型プロジェクト「MizuDAkO」に、AI証明基盤「Lemma」を統合しました。「Lemma」は、個人情報を明かすことなく、記録されたデータが「本物」であることを証明する技術です。これにより、上下水道インフラの維持管理における住民活動の記録を、AIが利用できる信頼性の高いデータとして確保します。

導入事例「MizuDAkO」

メタウォーターが提案する「MizuDAkO」は、人口減少による上下水道インフラの担い手不足に対応するため、地域住民と協力してインフラ維持管理を行うプロジェクトです。2025年3月には、山形県西川町と事業連携協定を締結しています。

このプロジェクトでは、住民による活動実績を継続的に記録し、行政手続きやAIによるデータ活用に生かす必要があります。そのため、「誰が・いつ・何をしたか」という記録の信頼性が不可欠です。そこでフレームダブルオーは、共同開発した「MizuDAkO」に、自社のAI証明基盤「Lemma」を導入しました。これにより、住民の活動記録は個人情報を伏せたまま「本物である」と証明され、以下の特徴を備えます。

  • 既存の仕組みを変えない: 現場の運用方法を変更することなく、記録に「証明」を後から追加できます。
  • データを抱え込まない: 生データを持たず、送信しないため、情報漏洩のリスクを増やさずにAI活用を進められます。
  • 厳しい条件でも動作: 古い端末や限られた通信環境でも問題なく動作するよう設計されています。
  • 何度でも検証可能: 証明の発行は一度で、検証は無料で何度でも行え、キーやアカウントは不要です。

支える技術:中身を渡さず、「本物」だけを証明する

この信頼性の根幹をなすのは、データの中身を渡さずにその「正しさ」だけを証明する暗号技術です。ICカードが暗証番号を見せずに本人確認を行うように、「ゼロ知識証明」という技術を核として、データの中身を明かさずに「本物である」ことだけを検証できます。これにより、生のデータを常にやり取りする必要がなく、通信環境が不十分な場所でも運用可能です。記録は原本を復元できない短い符号に変換され、業務内容などの機密情報を明かさずに、「正しい記録が存在し、改ざんされていない」ことを第三者が後から検証できます。

今後の展開

「Lemma」の応用範囲は公共インフラに留まらず、AIに利用させるデータの真正性確保から、取引や手続きの記録まで幅広く活用が期待されます。来歴・認証・権限・推論・属性という5種類の証明を1つのAPIで提供し、AIが判断や取引を行う時代において、「相手やデータが本物であること」を証明する社会インフラの構築を目指します。

さらに、人とAIが協働するワークプレイス「CLUBS」も展開しており、「AIの働きを、『本物の記録』に。」を掲げ、AIの実行プロセスを第三者が確認できる形で残し、その記録の真正性を「Lemma」が支えます。

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藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

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