ハズキルーペ、会長自らCM総指揮で売上急拡大へ導く秘訣
メガネ型拡大鏡「ハズキルーペ」は、プリヴェ企業再生グループ会長の松村謙三氏がクリエイティブディレクターとしてCMを総指揮し、商品取り扱い店舗を4万7000店にまで拡大させました。年間100億円の広告費を投じ、渡辺謙さんや武井咲さんを起用したCMがCM好感度ランキングで1位を獲得するなど大きな反響を呼び、売上を伸ばしています。松村会長は「オーナーだからすべてのリスクをとる」という姿勢で、CMの企画から演出まで自ら手掛け、型破りなキャスティングや表現で消費者の心をつかんでいます。商品の機能と名前を明確に伝えるCM内容も特徴です。
この記事のポイント
- 渡辺謙さん出演CM:「世の中の文字は、小さすぎて見えなーい」というセリフで知られる60秒CMが2018年に大ヒット。
- 続編CMの成功:「武井咲×小泉孝太郎×舘ひろし編」は、作品別CM好感度ランキングで第1位(2018年10月CM総合研究所調べ)を獲得しました。
- クリエイターとの意見交換:自身のCMアイデアが適切か確認するため、プロの広告クリエイターに意見を求めます。武井咲さんを起用したドラマ再現のアイデアに対しては、「絶対無理」と反対意見が出たにもかかわらず、実現にこぎつけました。

会長自らリスクを取りCMを総指揮するハズキルーペ
メガネ型拡大鏡「ハズキルーペ」は、テレビCMシリーズの放映を通じて売上を大きく伸ばし、商品取り扱い店舗数を4万7000店にまで急拡大させました。
このCMシリーズの企画からカメラワーク、スタイリングに至るまで、クリエイティブディレクターとして総監督を務めているのが、プリヴェ企業再生グループおよびHazuki Companyの代表取締役会長である松村謙三氏です。
広告戦略とその効果
Hazuki Companyは、2007年にプリヴェ企業再生グループによって買収された後、独自の商品である「ハズキルーペ」を開発。自社工場での大量生産体制を確立し、製造から販売までを一貫して行っています。本体価格は1万167円です。
現在、年間約100億円の広告媒体費を投じ、広告露出量を増やすことでブランド育成を図っています。
■驚異的なCMの効果
- 渡辺謙さん出演CM:「世の中の文字は、小さすぎて見えなーい」というセリフで知られる60秒CMが2018年に大ヒット。
- 続編CMの成功:「武井咲×小泉孝太郎×舘ひろし編」は、作品別CM好感度ランキングで第1位(2018年10月CM総合研究所調べ)を獲得しました。
松村会長は、これらのCMについて「プロの広告クリエイターではないので、常に半信半疑ですが、見る人の期待を裏切らず、何度でも見たくなるような、反響を呼ぶものを目指して制作しました」と語っています。特に武井咲さん主演のCMでは、ドラマ『黒革の手帖』の世界観を借りて、武井さんが銀座のママとしてハズキルーペを販売するという設定が大きな話題を呼びました。このCMは、20代からの好感度も高く、ターゲット年齢層の拡大にも寄与しています。
■オーナーとしてのリスクテイク
松村会長は、「オーナーだから、すべてのリスクをとっている」という哲学のもと、CM制作において自らが陣頭指揮を執ります。
- クリエイターとの意見交換:自身のCMアイデアが適切か確認するため、プロの広告クリエイターに意見を求めます。武井咲さんを起用したドラマ再現のアイデアに対しては、「絶対無理」と反対意見が出たにもかかわらず、実現にこぎつけました。
- 型破りなキャスティング:武井咲さん所属事務所の社長がテレビ朝日の会長を説得し、異例の形で実現。こうした慣習にとらわれないキャスティングが大きな反響を呼びました。
ハズキルーペのCMシリーズは、出演者が「はっきり綺麗に見える」「この強度、さすがMADE IN JAPAN」「ハズキルーペ大好き」といった具体的な商品名や機能を直接的に伝える点で、イメージ訴求型CMとは一線を画しています。
参考リンク
参考リンク
宣伝会議運営者情報

