実例集一覧
ツール2026/9/29

トモシアHDと富士通、食品流通基幹システム「TO-One」を開始

結論(先に要点)

トモシアホールディングスは富士通と連携し、基幹システム刷新プロジェクト「TO-One」を2026年9月より開始しました。富士通の「Fujitsu 食品流通 Sync Service」を導入し、傘下の旭食品、カナカン、丸大堀内の販売管理システムなどを2029年4月までに統合、グループ全体の業務標準化と経営基盤強化を目指します。この取り組みは、複雑化・属人化が進む食品卸売業界の課題を解決し、データとAIを活用した持続可能なサプライチェーンモデル確立に貢献します。

この記事のポイント

  • 目的: トモシアグループ全体の業務標準化と経営基盤の強化。
  • 対象: 傘下の旭食品株式会社、カナカン株式会社、丸大堀内株式会社の販売管理などの基幹システム。
  • 導入ソリューション: 富士通の事業モデル「Uvance」のサプライチェーン全体最適化オファリング「Supply Chain Data Services」から提供される「Fujitsu 食品流通 Sync Service」。
トモシアHDと富士通、食品流通基幹システム「TO-One」を開始

トモシアホールディングスと富士通、基幹システム刷新プロジェクト「TO-One」を開始

トモシアホールディングスと富士通は、トモシアホールディングスの基幹システム刷新プロジェクト「TO-One(Tomoshia Operations as One)」を2026年9月より開始しました。このプロジェクトは、食品流通サプライチェーンにおける非効率を解消し、標準化モデルを構築することを目指しています。

プロジェクトの概要

  • 目的: トモシアグループ全体の業務標準化と経営基盤の強化。
  • 対象: 傘下の旭食品株式会社、カナカン株式会社、丸大堀内株式会社の販売管理などの基幹システム。
  • 導入ソリューション: 富士通の事業モデル「Uvance」のサプライチェーン全体最適化オファリング「Supply Chain Data Services」から提供される「Fujitsu 食品流通 Sync Service」。
  • 稼働目標: 2029年4月。

「Fujitsu 食品流通 Sync Service」は、食品卸売業界向けに標準的な機能パターンを豊富に用意しており、業務特性を考慮したAI機能を拡充することで、業務効率化と運用負荷軽減を支援します。

プロジェクトの背景

食品卸売業界は、多品種・高頻度な流通を支える社会インフラとして重要ですが、人口減少や人手不足の深刻化に加え、以下のような課題を抱えています。

  • 各社個別に構築された商品マスタ管理や企業間データ連携基盤の複雑化・属人化。
  • システム維持や運用負荷の増大。
  • 業務の標準化とデータ活用による生産性向上への要求。

トモシアホールディングスは2013年に旭食品、カナカン、丸大堀内の3社が経営統合して発足しましたが、20年以上前の基幹システムの老朽化や3社固有の業務運用が課題でした。中期経営計画で2027年度に売上1兆円を目指し、その一環としてデジタル改革を掲げ、今回の基幹システム刷新に至りました。

プロジェクトの主な目的と今後の展望

本プロジェクトでは、販売管理を中核とする基幹システムに加え、物流関連システムや情報系システムなど幅広い業務領域を刷新し、グループ全体の業務標準化と経営基盤を強化します。主な目的は以下の通りです。

  • グループ各社で個別に運用されてきた業務プロセスやシステムを「Fujitsu 食品流通 Sync Service」に統合し、共通基盤を構築。
  • 経営効率と事業継続性の向上。
  • 既存システムをクラウド環境へ移行(モダナイゼーション)し、システムの柔軟性・拡張性を高める。
  • 将来的な機能拡張やデータ・AI活用に柔軟に対応できる環境を整備し、経営環境の変化に迅速に対応するシステム構築。

トモシアホールディングスは、「Fujitsu 食品流通 Sync Service」のファーストユーザーとして、販売・仕入管理、債権債務、共通マスタ、企業間連携、データ連携といった食品卸売業界の基幹業務に必要な機能を体系化したソリューションを活用します。これにより、システム開発・運用コストの削減や持続可能な事業運営を支援します。

両社は、本プロジェクトを通じて得られた標準業務プロセスや共通機能を活用し、食品流通サプライチェーンにおける新たな標準モデルの確立を目指します。商品マスタ管理や商品情報・在庫連携などの標準化を進めることで、業界横断でのデータ連携を高度化し、照合AIやチャットAIの活用により業務の精度向上と効率化を図ります。これにより、各社が顧客価値の創出や競争力強化に集中できる環境を整備します。

富士通は、「Fujitsu 食品流通 Sync Service」をAIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」や大規模言語モデル「Takane」と連携させ、AIエージェント機能拡充も視野に入れ、食品卸売業界の効率化・強靭化、ひいては日本の食文化の発展に貢献する方針です。

参考リンク

#基幹システム#食品流通#サプライチェーン#業務標準化#クラウド#AI#デジタル改革#富士通

参考リンク

PR TIMES

運営者情報

藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

運営者プロフィールを見る