売り方2026/9/30
ステルス値上げに生活者の本音は「諦め」3割だが、「オープン値上げ」なら6割が受け入れ可能
結論(先に要点)
マーケティングリサーチ会社「リサート」の調査によると、直近1年でステルス値上げに気づいた消費者は半数を超え、気づいた際の最も多い感情は「諦め」が約34%でした。しかし、この諦めは無関心ではなく、気づいた人の約62%は「知らせたうえでの値上げ(オープン値上げ)」なら受け入れられると回答しています。企業は値上げの事実を隠すのではなく、正直に伝える「オープン値上げ」を選択することで、消費者の理解を得やすくなる可能性が示されました。
この記事のポイント
- 過去1年間にステルス値上げに自分で気づいた人は半数を超えました。
- 気づいた時の本音として最も多かったのは「諦め」(約34%)でした。ネガティブな感情(諦め、ショック、悲しさ、騙された気分、怒り)を合わせると8割を超えます。
- しかし、気づいた人の約62%は、価格変更を事前に知らせる「オープン値上げ」であれば受け入れられると考えています。諦めを選んだ人に限っても約67%が同様の意見でした。

ステルス値上げに対する生活者の本音調査
マーケティングリサーチ会社「リサート」(インタビュールーム株式会社)は、2026年9月に全国の20〜59歳男女800名を対象に「ステルス値上げ本音調査」を実施しました。本調査では、価格変更を知らせて行う値上げを「オープン値上げ」と定義し、ステルス値上げに対する消費者の意識を探りました。
調査サマリー
物価高騰が続く中、ステルス値上げについて生活者がどう感じているかを調査した結果、以下の点が明らかになりました。
- 過去1年間にステルス値上げに自分で気づいた人は半数を超えました。
- 気づいた時の本音として最も多かったのは「諦め」(約34%)でした。ネガティブな感情(諦め、ショック、悲しさ、騙された気分、怒り)を合わせると8割を超えます。
- しかし、気づいた人の約62%は、価格変更を事前に知らせる「オープン値上げ」であれば受け入れられると考えています。諦めを選んだ人に限っても約67%が同様の意見でした。
- 買い物における行動では、ステルス値上げに気づいた際、「商品ごとに買うかどうかを決める選別買い」が最も多く(47%)、変わらず買い続ける人は13%にとどまりました。
- 値上げが避けられない場合、「量を減らさず値上げしてほしい」と考える人が43%で、「値段据え置きで減量してほしい」と考える人の2倍以上となりました。
消費者は「告知」を重視
今回の調査から、消費者が拒むのは値上げそのものではなく、告知なしに量が減らされることであることが示唆されました。企業側にとっては、ステルス値上げを続けるか、オープン値上げに切り替えるかが問われています。消費者は隠された変更よりも、正直に伝えられた変更に対して理解を示しやすい傾向があるため、「オープン値上げ」が価格改定の一つの選択肢となり得ると考えられます。
調査概要
- 調査手法: インターネットでのアンケート調査
- 調査期間: 2026年9月14日
- 調査対象: 全国在住、20〜59歳 男女
- 有効回答: 800サンプル(男女各400名・年代均等割付)
- 調査主体: リサート (インタビュールーム株式会社)
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