ジャンプ付録カードなし再販、転売対策で変わる付録商法
集英社は「週刊少年ジャンプ」2026年33号の特別付録「ONE PIECEカードゲーム」のカードを外した「カード付録なし受注再販版」を販売すると発表しました。これは、発売直後からの買い占めや高額転売、そして付録カードの「1円買取」といった異例の事態に対応するためです。転売ヤーへの対策が、付録商戦に新たな動きをもたらしています。
この記事のポイント
- 販売期間: 8月17日13時〜8月27日23時58分
- 販売場所: 集英社の通販サイト「ジャンプキャラクターズストア」
- 配送時期: 10月上旬〜12月上旬にかけて順次発送予定

集英社は2026年8月10日、「週刊少年ジャンプ」2026年33号の特別付録であった「ONE PIECEカードゲーム」のカードを付属しない「カード付録なし受注再販版」の販売を発表しました。これは、発売時に多数発生した買い占めや転売行為に対応するものです。
再販の詳細
- 販売期間: 8月17日13時〜8月27日23時58分
- 販売場所: 集英社の通販サイト「ジャンプキャラクターズストア」
- 配送時期: 10月上旬〜12月上旬にかけて順次発送予定
- 販売形態: 受注生産(先着順ではない)
- 価格: 受注開始後に案内
- その他: 書店やコンビニでの販売は行いません。
この再販に対し、SNSでは購入できなかった読者からの歓迎の声がある一方で、発送が遅れることや価格が未定である点に対する懸念も示されています。
異例の事態を引き起こした背景
「週刊少年ジャンプ」33号は、『ONE PIECE』連載29周年を記念し、特別限定付録として「ONE PIECEカードゲーム」の「モンキー・D・ルフィ(P-159)」を封入していました。集英社は高い需要を見込み、通常より50万部増刷し、書店やコンビニには「1人1冊まで」の販売を呼びかけました。しかし、これにもかかわらず、発売前から予約が終了する書店が続出し、発売後にはフリマサービスで定価を上回る価格での転売が確認されました。
「1円買取」と転売対策
こうした状況の中、TSUTAYA姫路広峰店が発売日に付録カードを「1円」(通常版)または「5円」(豪華版)で買い取ると発表し、大きな注目を集めました。未開封品は買い取り対象外としたことで、SNSでは「転売対策ではないか」と称賛の声が上がりました。しかし、TSUTAYAを運営するカルチュア・エクスペリエンスは、これが転売対策ではなく、市場での発行総数に基づいた「通常の商業的判断」であると説明しています。この他にも、対象カードの買い取りを停止するトレーディングカード店が相次ぎました。
今回の付録なし再販は、人気付録に起因する市場の混乱と転売問題に対し、出版社が取った新たな対応策と言えます。付録商法における転売対策や流通のあり方が、今後さらに変化していく可能性を示唆しています。
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