AI2026/9/30
シニア層の3割がAIサポートに抵抗なし、購買行動調査で判明
結論(先に要点)
電通シニアラボの調査により、50歳以上のシニア層の約3割が買い物におけるAIサポート(AIチャットボットやAIオペレーター、AIによるおすすめなど)に抵抗がないことが明らかになりました。特に50代・60代はAIによる新しい購買体験に前向きな可能性があり、「個別最適レコメンド」へのニーズが高いです。一方で70代ではAIへの抵抗感が強く、「対話・相談・有人連携」を求める傾向があり、シニア層をひとくくりにせず、世代ごとの特性に合わせたAI活用の配慮が重要と示唆されています。
この記事のポイント
- 対象: 直近3カ月以内に通販または店頭で、宅食・ミールキット、健康食品・サプリメント、スキンケア化粧品などを購入した全国の50~79歳。
- 期間: 2026年6月19日~22日。
- AI接客への抵抗感: 50~79歳の全体では、AIによる接客・サポートに「抵抗がある」と答えたのは33.5%、一方で「抵抗がない」と答えたのは31.1%でした。

電通シニアラボがシニア層のAI購買行動を調査
電通ダイレクトと電通が運営する「電通シニアラボ」は、50歳以上のシニア層を対象とした「商品・サービス購買行動調査」の結果を発表しました。
■調査概要
- 対象: 直近3カ月以内に通販または店頭で、宅食・ミールキット、健康食品・サプリメント、スキンケア化粧品などを購入した全国の50~79歳。
- 期間: 2026年6月19日~22日。
■調査結果のポイント
- AI接客への抵抗感: 50~79歳の全体では、AIによる接客・サポートに「抵抗がある」と答えたのは33.5%、一方で「抵抗がない」と答えたのは31.1%でした。
- 年代別傾向:
- 50代、60代では「抵抗がない」と答えた人が多い傾向にあります。
- 70代では「抵抗あり」と答えた人が多く、年代が上がるほどAIへの抵抗感が高まることが判明しました。
- 性年代別傾向:
- 「抵抗がない」と答えた男性は38.0%、女性は29.3%でした。
- 特に70代女性は40.3%が「抵抗がある」と回答し、最も抵抗感が強い層であることが分かりました。
- 期待するAIサービス:
- 「どのようなAIサービスがあれば、買い物が便利になるか」という質問に対し、「個別最適レコメンド(個人の興味や購買履歴に基づいたおすすめ)」が22.2%で最多。
- 次いで「対話・相談・有人連携(AIとの会話や必要に応じたオペレーターへの接続)」が19.8%でした。
- 世代ごとのニーズの違い:
- 50代は「個別最適レコメンド」を29.3%で最も求め、60代も同様に21.8%がこれを支持しました。
- 70代が最も求めたのは、「対話・相談・有人連携」で24.5%でした。
■まとめ
今回の調査から、50代・60代はAIを活用した新しい購買体験の担い手となる可能性があり、特に「個別最適レコメンド」へのニーズが高いことが示されました。一方、70代ではAIへの抵抗感が強く、「対話・相談・有人連携」のような、より手厚いサポートを求める声が多いことから、シニア層を一つの固まりとして捉えるのではなく、各世代の特性に合わせたAI活用の戦略が求められると結論付けられています。
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