取り組み2026/10/8
サントリー烏龍茶、若年層への訴求に「異国の街」体験を企画、日本語のない渋谷の路地裏へ
結論(先に要点)
サントリービバレッジ&フードは、サントリー烏龍茶の伝え方(how)として、異国の街に入り込む体験を企画した。発売45周年を記念し、10月9~12日に渋谷で「烏龍紀行」を開催する。若年層への訴求を狙い、携帯電話を機内モードにして中国語で交流する空間を設計。商品の味だけでなく、暮らしや風景を含むブランドの魅力を伝える。
この記事のポイント
- 入口でスマートフォンを機内モードにし、ウーロン茶とトラベルノートを受け取る。
- 看板には中国語を使い、サントリーも「三得利」と表記する。
- 赤いランタンや中国語の段ボール、洗濯ものなどで街の風景をつくる。

商品の魅力を「街の体験」で伝える
サントリービバレッジ&フードは、「サントリー烏龍茶」の発売45周年を記念した体験イベント「烏龍紀行」を、東京・渋谷で10月9日から12日まで開催する。日本にいながら、言葉の通じない異国を旅するような体験を提供する企画だ。
ブランド担当の堀江雄太氏によると、緑茶などの茶飲料は40~50代が購買層の中心だが、ウーロン茶は20~30代などの若い購入者も多い。今回は若年層への訴求を目的に、若者が多く、積極的な情報発信も期待できる渋谷で企画した。
日本語と翻訳に頼らない空間設計
会場では路地裏全体を異国の街に仕立て、海外に行かなくてもその世界に入り込めるよう、細部まで作り込んだ。
- 入口でスマートフォンを機内モードにし、ウーロン茶とトラベルノートを受け取る。
- 看板には中国語を使い、サントリーも「三得利」と表記する。
- 赤いランタンや中国語の段ボール、洗濯ものなどで街の風景をつくる。
- 屋台では中国語で話しかけられ、翻訳のない環境で肉まんを購入する。
- 路上市で写真を撮ってもらったり、土産物店でステッカーをもらったりする体験も用意する。
あえてフォトスポットを設けない
空間を手がけたクリエイティブ・ディレクターの皆川壮一郎氏は、長い歴史を持ち、生活に溶け込んでいる商品だからこそ「風景をつくった」と説明する。飲み物にとどまらず、スタイルや暮らしを含む商品の魅力を体験してもらうため、あえてフォトスポットも設けなかった。
皆川氏は企画を「広告ではなく旅」と表現し、食べて、飲み、雰囲気や風景など街を体験してもらいたいと話している。
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