売り方2026/10/8
サステナブルHD、製水・電源・栽培制御を一体化しインフラ未整備地向け農園モデルを検証
結論(先に要点)
サステナブルホールディングスは「何を・誰に」の軸で、大気水生成装置と再エネ設備、栽培制御を統合し、水道・送電線のない地域向け農園モデルの検証を開始した。耕作放棄地や離島などを対象に、外部の電力・水供給に頼らない自動水耕栽培を目指す。今後は自治体や農業法人などと実証フィールドの構築を進める。
この記事のポイント
- 太陽光で発電した電力を蓄電池にため、商用電源や既存の水道管・農業用水路を使わないオフグリッド方式で稼働する。
- AirElixirは大気中の水分を捕集・凝縮し、ろ過やUV(紫外線)殺菌などの6段階の浄水工程を採用。日本の水道法基準を満たす飲用水として設計されている。
- 完全密閉型の水耕栽培と組み合わせ、イチゴ、ハーブ、高機能スプラウト等の通年栽培や自動化を図る。

製水機と再エネ設備を農園向けに一体化
サステナブルホールディングス株式会社は2026年10月8日、大気水生成装置「AirElixir」を活用した「完全独立型スマート農園モデル」の検証開始を発表した。同社は再生可能エネルギーのインフラ構築と空気製水機の提供を事業としている。
今回のモデルは、単結晶太陽光パネル、高容量産業用蓄電システム、AirElixir、IoT制御システムを一つのパッケージに統合するもの。水不足に悩む農業現場に加え、水道・送電線のない中山間地域の耕作放棄地や離島を対象としている。
外部の電力・水供給に頼らない構成
同社が示すシステムの特長は次の通り。
- 太陽光で発電した電力を蓄電池にため、商用電源や既存の水道管・農業用水路を使わないオフグリッド方式で稼働する。
- AirElixirは大気中の水分を捕集・凝縮し、ろ過やUV(紫外線)殺菌などの6段階の浄水工程を採用。日本の水道法基準を満たす飲用水として設計されている。
- 完全密閉型の水耕栽培と組み合わせ、イチゴ、ハーブ、高機能スプラウト等の通年栽培や自動化を図る。
同社は、水路の敷設や電気の引き込みにかかる初期投資の削減、未利用地の生産拠点への転換、再生可能エネルギーによる低炭素農業をモデル検証の価値として挙げている。
今後は実証フィールドの構築へ
地方自治体、農業法人、アグリテック関連企業との連携を強化し、全国の中山間地域や未利用地で実証フィールドの構築を進める方針。発表はモデルの検証開始に関するもので、販売価格や実証による収穫量、費用削減額は記載されていない。
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