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AI2026/8/4

アトラックラボ、行動前に複数の未来を予測するロボットAIプラットフォームを開発

結論(先に要点)

アトラックラボは、ドローン、無人車両、無人船舶に適用可能な「行動前に複数の未来を予測するロボットAIプラットフォーム」を開発しました。このプラットフォームは、AIが複数の行動候補とその結果を事前に予測・評価し、安全性と有効性の高い行動を選択することで、現実空間での危険な試行錯誤を減らします。機体の種類に依存せず、共通のAI基盤で認識・判断・制御を可能にし、陸・空・水上といった異なる移動方式のロボットにAI機能を展開できる点が特長です。

この記事のポイント

  • AI判断・未来予測層「AT-SYNAPSE」: LLMエージェントがロボットの頭脳として機能し、行動前に複数の行動候補とその結果を予測・評価します。危険性が高い場合や情報不足の場合は行動を中止したり、人へ確認を求めたりする判断も行います。特定のAIサービスに依存しない構成のため、用途に応じてLLMを選択できます。
  • 共通ロボット制御層「AT-TOOLS」: ROS 2をベースに、移動、経路計画、障害物回避などの機能を共通インターフェースで提供。AIは機体固有の制御を意識せず、共通の指示を出せます。
  • 機体・エッジ制御層「AT-ROS」: ROS 2ベースの制御ソフトウェアやコントローラーを機体や用途に応じて組み合わせ、各機体に必要なリアルタイム制御を担います。機体固有の移動特性や搭載機器の違いを吸収し、上位層から統一的に扱えるようにします。
アトラックラボ、行動前に複数の未来を予測するロボットAIプラットフォームを開発

アトラックラボ、行動前に複数の未来を予測するロボットAIプラットフォームを開発

株式会社アトラックラボは、ドローン(UAV)、無人車両(UGV)、無人船舶(USV)へ展開可能な、行動前に複数の未来を予測するロボットAIプラットフォームを開発しました。

プラットフォームの概要

本プラットフォームは、以下の4層で構成され、大規模言語モデル(LLM)をロボットの頭脳として活用します。

  • AI判断・未来予測層「AT-SYNAPSE」: LLMエージェントがロボットの頭脳として機能し、行動前に複数の行動候補とその結果を予測・評価します。危険性が高い場合や情報不足の場合は行動を中止したり、人へ確認を求めたりする判断も行います。特定のAIサービスに依存しない構成のため、用途に応じてLLMを選択できます。
  • 共通ロボット制御層「AT-TOOLS」: ROS 2をベースに、移動、経路計画、障害物回避などの機能を共通インターフェースで提供。AIは機体固有の制御を意識せず、共通の指示を出せます。
  • 機体・エッジ制御層「AT-ROS」: ROS 2ベースの制御ソフトウェアやコントローラーを機体や用途に応じて組み合わせ、各機体に必要なリアルタイム制御を担います。機体固有の移動特性や搭載機器の違いを吸収し、上位層から統一的に扱えるようにします。
  • 監視・データ連携層「AT-GCS」: Webコンソールを通じて、カメラ映像、位置、バッテリー、センサー値、稼働状態などをリアルタイムで確認できます。AIの判断履歴も可視化し、開発や運用を支援します。

主な特長

  • 複数の未来を予測してから行動: AIが行動候補とその結果を事前に予測・評価し、危険や失敗につながる可能性を比較して、より安全で有効な行動を選択します。これにより、現実空間での危険な試行錯誤を削減します。
  • 陸・空・水上でAI機能を共通化: 機体固有の制御とAI機能を分離することで、ドローン、UGV、USVといった異なる機体種別でも共通のAI機能を展開可能です。
  • 自然な言葉でロボットへ指示: 専門コマンドだけでなく、自然言語での指示をロボットが実行可能なタスクへ変換します。
  • オープンで拡張性の高い技術基盤: ROS 2やMCPなどのオープン技術を活用し、特定メーカーやAIサービスに依存せず、機体、センサー、AI、通信方式を自由に組み合わせられます。
  • AI判断と機体側の安全制御を分離: 未来予測によるリスク評価に加え、障害物検知や緊急停止など、安全に直結する機能は機体側の制御層にも実装し、多層的な安全設計を実現しています。
  • PoCから実運用まで段階的に拡張: 共通のソフトウェア構成により、小規模な検証から大型化や複数台運用への展開が容易です。

開発の背景

生成AIや画像認識AIの進化が進む一方で、ロボットが現実空間で安全に動作するためには、リアルタイム制御、障害物検知、緊急停止など、物理空間特有の技術が不可欠です。また、単に状況を認識するだけでなく、「この行動を取ると次に何が起きるか」を予測する能力が求められます。人間が無意識に行うような未来予測をAIに組み込むことで、ロボットがより賢く、安全に行動できるようになります。

アトラックラボは、これまでドローンや無人車両などの機体設計からAI、クラウドまで一貫した開発を行っており、その技術と知見を結集して本プラットフォームを開発しました。代表取締役の伊豆智幸氏は、「優秀なパイロットが未来を予測して安全な行動を選ぶように、ロボットにも『AIパイロット』を搭載し、危険な作業を安心して任せられる社会の実現を目指す」とコメントしています。

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藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

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