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売り方2026/8/5

アイデアづくりは場づくりから。「面白法人カヤック」に学ぶ組織でのアイデア創出法

結論(先に要点)

面白法人カヤックの丹治拓未氏によると、良いアイデアを生み出す組織は「関係の質」を高めることから始まります。一般的な会議で陥りがちな「良いアイデアを出そう」という発言は、参加者を評価モードにしてしまい、結果としてアイデアが出にくくなる「バッドサイクル」を引き起こします。カヤックのブレスト文化は、発言の量を重視し、参加者が安心して意見を言える「関係の質」を高めることで、創造的なアイデアが生まれる「成功の循環モデル」を実践しています。アイデア創出には、発想方法よりも組織の関係性の質が重要であるという視点を提供しています。

この記事のポイント

  • 元々はデジタルマーケティング畑で10年ほどの経験。
  • カヤック入社後は、事業部長、経営企画、IR、資本提携、M&A、管理本部長などを歴任。
  • 社内では「なんでお前がこれをやるの?」と疑問視されるような異動が頻繁に起こる。
アイデアづくりは場づくりから。「面白法人カヤック」に学ぶ組織でのアイデア創出法

面白法人カヤックは、9月12日より「おもしろ突破塾」を開講します。この講座では、カヤックの7名のクリエイターが、広告企画、デザイン、新規事業、地方創生など7つの領域を通して、企画の発想・共創・選択・届け方を伝授します。

カヤックのユニークなキャリア形成

面白法人カヤックの執行役員・管理本部長である丹治拓未氏は、自身のキャリアについて語っています。

  • 元々はデジタルマーケティング畑で10年ほどの経験。
  • カヤック入社後は、事業部長、経営企画、IR、資本提携、M&A、管理本部長などを歴任。
  • 社内では「なんでお前がこれをやるの?」と疑問視されるような異動が頻繁に起こる。
  • これは、お酒が飲めない人がお酒のプロジェクトを担当したり、デザイナーが人事課長になったりするような、カヤック特有の人事形態。

こうした異例の人事が成立する背景には、カヤックが創業以来続けてきた「ブレスト」による文化形成があるといいます。

「良いアイデア」から入る組織がアイデアを出せなくなる理由

多くの企業が「良いアイデアをどう出すか」を追求しますが、発想法やフレームワークを知っていても、実際の会議で活かせないケースが少なくありません。

  • ダニエル・キムの「成功の循環モデル」:組織の成果は「関係の質→思考の質→行動の質→結果の質」という循環で生まれるという考え方。ここを飛ばして「結果の質」から追求すると、逆回転の「バッドサイクル」に陥るとされます。
  • 会議におけるバッドサイクル:「今日は良いアイデアを出そう」という声かけは、場を評価モードにし、参加者は「正解っぽい発言」を待つようになる。
  • 結果として、発言が減り(関係の質の低下)、思考が守りに入り(思考の質の低下)、無難な結論に収束し(行動の質の低下)、最終的に良いアイデアが出ない(結果の質の低下)という事態を招きます。

カヤックのブレストが機能する理由

カヤックのブレストが優れているのは、特定の発想法によるものではなく、「関係の質」から循環を回す装置として機能しているためです。

  • 量の重視:カヤックのブレストでは、とにかく多くのアイデアを出すことを重視します。
  • 真の目的:アイデアの当たり外れを探すことではなく、発言回数を増やすことで「自分も言っていいんだ」という空気を作り出すこと。
  • これにより「関係の質」が高まり、思考の可動域が広がり(思考の質)、誰かが行動を起こし(行動の質)、良い結果が副産物として生まれる、という「成功の循環モデル」が機能します。

したがって、アイデア創出の課題は「良いアイデアをどう出すか」ではなく、「関係の質から回る循環を、自分の会社のどこにつくるか」と捉えることができます。この視点から、以下の3つのポイントが挙げられます。

  • 循環を回し始める最小の場をつくること(隙間)
  • 回転を助ける関わり方をすること(場づくり)
  • 小さくても循環を回し続けること(文化)

参考リンク

#カヤック#アイデア創出#ブレスト#組織開発#マーケティング

運営者情報

藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

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