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事例2026/7/24

Pearl Abyss、『紅の砂漠』大規模オープンワールド開発の知見をCEDEC 2026で公開

結論(先に要点)

Pearl Abyssは、日本最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2026」において、オープンワールドアクションアドベンチャーゲーム『紅の砂漠』の大規模な開発プロセスと実践的な知見を公開しました。約200人規模の開発チームが、高速な反復開発、保守性、並行ワークフローを軸に、効率的かつ拡張性の高い制作環境を構築。レイヤー構造によるワールド設計と、プレイヤーの行動に反応するインタラクティブな世界を構築する技術を紹介しました。

この記事のポイント

  • 高速な反復開発(Fast Iteration):試行錯誤を速いサイクルで繰り返す開発手法。
  • 保守性(Maintainability):システムの維持管理や変更が容易であること。
  • 並行ワークフロー(Parallel Workflows):複数の作業工程を同時に進めること。
Pearl Abyss、『紅の砂漠』大規模オープンワールド開発の知見をCEDEC 2026で公開

Pearl Abyss Corp.(パールアビス)は、日本最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2026(Computer Entertainment Developers Conference 2026)」に参加し、オープンワールドアクションアドベンチャー『紅の砂漠』の開発で培われた大規模プロジェクトの制作プロセスと実践的な知見を公開しました。

大規模オープンワールドの制作プロセス

講演では、『紅の砂漠』ゲームデザイン室を統括するトゥ・スンビン氏とキム・ヒョンギョム氏が登壇。「約200人規模の開発チームがAAAクラスのオープンワールドを制作するにあたり、以下の3つを中心的な原則として、拡張性の高い制作環境を構築した」と説明しました。

  • 高速な反復開発(Fast Iteration):試行錯誤を速いサイクルで繰り返す開発手法。
  • 保守性(Maintainability):システムの維持管理や変更が容易であること。
  • 並行ワークフロー(Parallel Workflows):複数の作業工程を同時に進めること。

レイヤー構造による制作効率と拡張性の確保

『紅の砂漠』では、ワールドを起点とした制作パイプラインと、レイヤー構造によるワールド設計を採用しています。

  • 環境、コンテンツ、メタゲーム要素(ゲーム外の進行要素)を独立したレイヤーとして構成。
  • 複数のコンテンツを組み合わせることで、広大なオープンワールドの制作効率と拡張性を確保。
  • この仕組みにより、ワールド内に多様なプレイ要素を重ね、探索の密度を高める制作プロセスを実現。

プレイヤーの行動に反応するインタラクティブな世界の実現

講演では、プレイヤーの行動に反応するインタラクティブなワールドを構築する技術も紹介されました。

  • 植物やオブジェクトがプレイヤーの移動や行動に反応するよう設計。これにより世界への没入感が向上します。
  • 同じ空間をゲームの進行状況に応じて異なる状態に変化させる「フェーズ切り替え(Phase Switching)」を採用。
  • フェーズ切り替えにより、空間の多様な表現と制作効率の向上を両立させています。

『紅の砂漠』について

『紅の砂漠』は、広大なシームレスオープンワールド「ファイウェル」を舞台に、主人公「クリフ」とその仲間たちの旅を描くオープンワールドアクションアドベンチャーゲームです。

対応プラットフォーム PlayStation®5、Xbox Series X|S、Steam、Apple Mac、Epic Games Store

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藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

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