PC買い替え理由「故障」が低下、性能や保証重視のリユースPC選定へ
リングロー株式会社は、創業25周年を記念し、リユースPCの定点レポート「リユースPC白書」を発刊しました。本白書によると、PC買い替え理由における「故障」が3年で56.1%から39.0%に減少。故障していないPCが役割を終える時代に変化していることが示されています。法人向け調査では、リユースPC選定理由の1位が「必要な性能・スペック」となり、価格だけでなく性能や保証が重視される傾向が明らかになりました。環境省もリユース市場拡大を目標に掲げており、リユースPC市場の動向が注目されます。
この記事のポイント
- 2024年3月: 56.1%
- 2025年3月: 48.5%
- 2026年3月: 39.0%

リングロー株式会社は、創業25年の節目にリユースPCの定点レポート「リユースPC白書」を発刊しました。 中古PCに関する市場統計が不足している現状を受け、業界の物差しとなることを目指し、継続的な発行を予定しています。
主な調査結果
■1. PC買い替え理由の変化
内閣府の「消費動向調査」によると、PCを買い替える理由として「故障」の割合が大きく減少しています。
- 2024年3月: 56.1%
- 2025年3月: 48.5%
- 2026年3月: 39.0%
この3年間で17.1ポイント低下しました。代わりに「その他」の理由が20.0%から42.9%へと増加しており、OSのサポート終了などがこれに含まれるとみられています。このことから、故障していないPCでも、その役割を終えるケースが増えている状況がうかがえます。
■2. 法人向けリユースPC導入理由
リングローが業務用PCの購入・調達担当者300名を対象に行った調査では、リユースPCの導入理由として価格だけでなく、性能や保証が重視されていることが分かりました。
- 勤務先でのリユースPC利用状況: 59.0%が現在利用中
- 導入理由(複数回答):
- 「必要な性能・スペックを満たしていたため」: 48.7% (1位)
- 「保証・修理対応が充実していたため」: 38.7%
- 「新品より導入費用を抑えられるため」: 38.2%
この結果から、法人のリユースPC選定において、単なるコスト削減だけでなく、業務に必要な品質と購入後のサポートが重要な要素になっていることが読み取れます。
■3. リユース市場の政策目標
環境省は2026年3月に策定した「リユース等の促進に関するロードマップ」で、国内のリユース市場規模を2024年の3兆4,986億円から2030年には4兆6,000億円へ拡大する目標を掲げています。また、生活者のリユース実施率も40.8%から50%へ引き上げる計画です。
これはリユースが一部の消費行動から、国策として推進される対象になったことを示しています。しかし、PCについては台数ベースで市場を追える統計が不足しており、今後のデータ蓄積が求められます。
レポート概要
- 名称: リユースPC白書(2026年版)
- 発行: リングロー株式会社
- 発行日: 2026年8月20日
- 構成: 全5章(“怪しい中古”から“信頼できる選択肢”へ、2030年4.6兆円を目指すリユース市場、リユースPCの環境価値、これからの25年、市場の変化とともに歩んだリングローの25年)
参考リンク
参考リンク
PR TIMES運営者情報

