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事例2026/7/31

Netflix・LINEマンガ・ミリアゴンスタジオが語る『喧嘩独学』実写化の舞台裏

結論(先に要点)

LINEマンガのウェブトゥーン『喧嘩独学』が、日本初のNetflixシリーズとして実写化されました。貧困といじめに苦しむ高校生が動画配信をきっかけに強くなる物語です。実写化にあたり、企画制作のミリアゴンスタジオはLINEマンガに提案し、Netflixと連携して約2年半かけて制作。縦読みマンガの「疾走感」と「青春ドラマ」のエッセンスを、横型の実写映像に翻訳することに注力し、原作の持つ面白さやキャラクターの関係性を重視しながら、新たな魅力も加えることで世界配信を目指しました。

この記事のポイント

  • LINEマンガのウェブトゥーン『喧嘩独学』が、日本初のNetflixシリーズとして実写化されました。
  • 貧困といじめに苦しむ高校生が動画配信をきっかけに強くなる物語です。
  • 実写化にあたり、企画制作のミリアゴンスタジオはLINEマンガに提案し、Netflixと連携して約2年半かけて制作。
Netflix・LINEマンガ・ミリアゴンスタジオが語る『喧嘩独学』実写化の舞台裏

LINEマンガのオリジナルウェブトゥーン『喧嘩独学』が、ウェブトゥーンを原作とする日本初のNetflixシリーズとして実写化されました。物語は、貧困と学校でのいじめに苦しむ気弱な高校生・志村光太が、ある喧嘩の動画配信をきっかけに「喧嘩独学」チャンネルを開設し、強敵に立ち向かっていく姿を描いています。

制作の始まりとNetflixシリーズの制作環境

ミリアゴンスタジオのプロデューサー稲葉氏は、2年半前にLINEマンガに実写化を提案したのがきっかけと語ります。自身も『喧嘩独学』を読んで「少年の心をくすぐる王道の面白さ」に惹かれたそうです。その後、プロットや脚本を準備し、Netflixへ企画を提案。Netflixプロデューサーの福井氏が参加し、チームとして制作が始まりました。

LINE Digital Frontierの前田氏は、原作がアニメ化も進む中で実写化の話が来たことを歓迎しつつ、218話にも及ぶ長期連載を全6話の実写シリーズに再構成することには慎重な検討が必要だったと述べています。作家には事前にプロットを見せ、方向性を丁寧に説明したとのことです。

稲葉氏は、約2年半の制作期間について「長い」としながらも、「映画の工程で、贅沢に連続ドラマをつくるような感覚」と表現。Netflixの環境では、企画立案から撮影、編集、仕上げまで、クオリティを追求するために十分な時間をかけられたことが制作者にとって贅沢だったと語っています。福井氏も、原作の面白さへの共通理解を深め、信頼関係の中で議論を重ねる時間が重要だったと振り返っています。

縦読みマンガの疾走感を横型映像に翻訳する難しさ

ウェブトゥーン特有の難しさとして、稲葉氏は「縦型」を「横型」の実写映像に翻訳する際の課題を挙げました。縦スクロールマンガは、キャラクターの主観や寄りの表現で臨場感や緊張感を出しやすい一方、横型実写ドラマでは複数の登場人物が有機的に関係し、物語を動かす必要があります。そのため、縦読みの勢いを損なわずに横型の映像作品として表現することは、難易度が高い作業でした。

また、200話を超える原作を全6話に収めるため、どの要素を残し、どのように組み立て直すかが大きなテーマとなりました。稲葉氏が絶対に残すべきと考えたのは、自身が「面白い」と感じた「泥臭く立ち向かい、勝ち上がっていく楽しさやダイナミズム」と、「若者たちが関係を築き、変化していく青春ドラマとしてのエッセンス」でした。

LINE Digital Frontierの前田氏は、実写化によって原作が立体的・多面的に広がっていくことを期待し、原作をなぞるだけでなく、歌舞伎町やゲームセンターなど日本ならではの新たなシーンが加わったことを評価。ウェブトゥーン特有の疾走感が再現されたことにも喜びを示しました。Netflixの福井氏は、『喧嘩独学』が「見た人の明日が少しポジティブに変わる可能性のある作品」であると捉え、理不尽に抗おうとする普遍的な感情が日本以外の視聴者にも届くと考え、このコアを実写でも大切にすることを意識したと語っています。

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藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

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