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事例2026/8/17

MadeHere、在日米軍装備品の部品枯渇問題解決へOshkosh Defenseと協業

結論(先に要点)

株式会社MadeHereは、米国国防総省の主要戦術車両サプライヤーであるOshkosh Defenseとの協業を開始しました。在日米軍が直面する部品の製造中止や材料枯渇(DMSMS)問題に対し、Oshkosh Defenseの技術支援のもと、MadeHereが日本国内で部品製造体制を構築します。これにより、サプライチェーンを強靭化し、在日米軍の装備品の即応性維持・向上を目指します。

この記事のポイント

  • サプライチェーンの強靭化: 日本国内で調達が完結する仕組みを作ることで、部品の供給網(サプライチェーン)を強化します。
  • 即応性の維持・向上: 調達リードタイム(注文から納品までの期間)を大幅に短縮し、部品不足による部隊の活動停止リスクを低減することで、装備品がすぐに使える状態を維持・向上させます。
  • DMSMS(Diminishing Manufacturing Sources and Material Shortages): 製造元の撤退や部品・材料の供給停止により、装備品の部品や材料が入手困難となる状態を指す国防総省の用語。長期運用の装備品で発生しやすく、戦闘即応性に影響を与える調達課題とされています。
MadeHere、在日米軍装備品の部品枯渇問題解決へOshkosh Defenseと協業

MadeHere、Oshkosh Defenseとの協業で在日米軍のDMSMS問題解決へ

株式会社MadeHereは、米国国防総省の主要戦術車両サプライヤーであるOshkosh Defense(オシュコシュ・ディフェンス)との協業を開始しました。この取り組みは、在日米軍が抱える「DMSMS(Diminishing Manufacturing Sources and Material Shortages)」という、部品の製造中止や材料枯渇による調達課題を解決することを目的としています。

協業の概要

MadeHereはOshkosh Defenseからの技術支援を受け、適切なライセンスと米国輸出管理規則のもと、在日米軍向けのOshkosh Defense製装備品の部品を日本国内で製造できる体制を構築します。これにより、以下の効果が期待されます。

  • サプライチェーンの強靭化: 日本国内で調達が完結する仕組みを作ることで、部品の供給網(サプライチェーン)を強化します。
  • 即応性の維持・向上: 調達リードタイム(注文から納品までの期間)を大幅に短縮し、部品不足による部隊の活動停止リスクを低減することで、装備品がすぐに使える状態を維持・向上させます。

在日米軍が抱えるDMSMSの課題

在日米軍は、米国本土から遠く離れたインド太平洋地域に展開しているため、装備品の調達において地理的な制約があります。特に、長期間運用される装備品では、部品メーカーの撤退や材料の供給停止により、DMSMSという問題が発生しやすくなります。多くの場合、製造ライセンスの都合で交換部品は米国本土でしか作れないため、部品の調達が長期化する課題があります。

DMSMSによって製造中止となった部品は、生産ライン自体が存在しないこともあり、代替品を探したり、設計図や技術データを改めて整備したりする必要があるため、さらに調達に時間がかかります。たった1つの部品の調達遅れが、部隊全体の即応性に影響を及ぼす可能性があり、これが長年の課題でした。装備品の運用期間が長くなるにつれ、DMSMSの対象となる部品は今後も増えると予想されており、調達網の強化が非常に重要となっています。

MadeHereの能力と協業の背景

MadeHereは、高い技術力(エンジニアリング力)と米軍MIL規格(国防総省が定める軍用品の標準規格)に準拠した製造能力を持っています。これまでも多くの米軍装備品の製造に携わってきました。特に、2025年に実施された米海軍の演習「Trident Warrior 2025」では、「分散型先進製造(Distributed Advanced Manufacturing)」という、遠隔地での製造対応能力の実証に参加し、その実績が今回のOshkosh Defenseとの協業につながりました。

MadeHereの代表取締役であるデヴォア・アレキサンダー氏は、「日本は高精度な加工技術を持つ製造業の基盤と品質管理の文化があり、インド太平洋地域における信頼できる製造拠点となる。まずは在日米軍のDMSMS課題解決に貢献し、将来的にはアメリカインド太平洋軍(USPACOM)全体への支援拡大を目指す」とコメントしています。

補足用語解説

  • DMSMS(Diminishing Manufacturing Sources and Material Shortages): 製造元の撤退や部品・材料の供給停止により、装備品の部品や材料が入手困難となる状態を指す国防総省の用語。長期運用の装備品で発生しやすく、戦闘即応性に影響を与える調達課題とされています。
  • DMX(Digital Manufacturing Exchange): Oshkosh Defenseが米海兵隊整備コマンド(MDMC)と推進するデジタル基盤。メーカーの技術データや知的財産を保護しつつ、必要な場所で部品製造を可能にすることを目的としています。
  • USPACOM(United States Pacific Command:米太平洋軍): インド太平洋地域を管轄する米軍の統合軍で、この地域の陸・海・空・海兵隊を統括しています。

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#在日米軍#防衛#サプライチェーン#DMSMS#製造業#Oshkosh Defense#安全保障

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藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

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