売り方2026/9/11
「iPhone Duo」発表も日本市場で折りたたみスマホ普及の壁とは?高価格・耐久性への懸念
結論(先に要点)
Appleが初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」を発表しましたが、日本市場では先行する中国・韓国メーカーと同様に、普及への課題が浮き彫りになっています。主な障壁は、36万円を超える高価格と、折りたたみ部分の耐久性への消費者の懸念です。日本人は製品の欠点を細かくチェックする傾向(減点方式)があり、市場全体の出荷台数も伸び悩む中、各社は折りたたみスマホ独自の体験価値提供で打開を図っています。
この記事のポイント
- 認知度と購入意向のギャップ
- MM総研の2024年調査では、認知度が約75%であるのに対し、購入意向は約30%にとどまっています。この傾向は2026年現在も変わっていないとされています。
- 消費者の主な懸念点

Appleは2026年9月9日、同社初の折りたたみ(フォルダブル)iPhone「iPhone Duo」を発表しました。日本での販売価格は36万4800円からで、10月23日に発売されます。
折りたたみスマホ市場の現状
世界全体で見ると、折りたたみスマホの市場規模はまだ限定的です。市場調査会社TrendForceの2026年9月の予測によると、2026年の世界出荷台数は約2020万台と、前年比でわずか0.5%の微増にとどまる見込みです。
日本市場における課題
日本国内では、折りたたみスマホの普及にはいくつかの壁があります。
- 認知度と購入意向のギャップ
- MM総研の2024年調査では、認知度が約75%であるのに対し、購入意向は約30%にとどまっています。この傾向は2026年現在も変わっていないとされています。
- 消費者の主な懸念点
- 価格面: 高額な製品価格が購入の障壁となっています。
- 耐久性: 開閉を繰り返すことによる折り目部分の劣化を不安視する声が多く、実店舗では消費者が折り目部分を入念に確認する行動が見られます。
- 重さ: 端末の重さも課題の一つとして挙げられています。
これらの課題は、2026年4月に日本へ折りたたみスマホを初投入したOPPO(オウガ・ジャパン)も指摘しており、「価格」「耐久性」「重さ」「折り目」といった要素が特有のハードルになっていると認識しています。
各社が投資を続ける理由
このような厳しい市場環境にもかかわらず、各社が折りたたみスマホの開発・展開に投資を続けるのは、その「開けば大画面」という独自の体験価値にメリットを見出しているためです。
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