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売り方2026/8/28

DEIは“社会貢献枠”ではない。電通クリエイター2人が語る、ヒットを生む“境界を超える力”

結論(先に要点)

電通のクリエイターである橋口幸生氏と阿部広太郎氏が、DEI(多様性・公平性・包括性)の本質は「当たり前を疑う力」であり、社会貢献としてではなくビジネスの成長機会と捉えるべきだと解説しています。彼らは、固定観念を問い直し、様々な背景を持つ人々と共に創造することで、世界を熱狂させるようなヒット作が生まれると主張。当事者と共に企画するプロセスが新たな価値を生むことを強調しています。

この記事のポイント

  • 広告クリエイターの仕事とDEI: 「当たり前を疑う」ことは、広告クリエイターの仕事そのもの。伊勢丹の「四十才は二度目のハタチ。」や、宣伝会議賞受賞作『AIは私の志望校を笑わない』のように、常識や先入観を覆すことで、世の中を面白くし、クリエイターの可能性を広げます。
  • 海外の専門組織: ロンドンの「Purple Goat Agency」(障害当事者が主体となってマーケティング)やニューヨークの「BOLD CULTURE」(包括的な視点で作品をレビュー)のように、DEIに関する専門的な知見を持つ組織が海外には存在します。
  • BORDERLESS CREATIVEの設立: 日本にはこうした専門チームがなかったため、橋口氏らは「BORDERLESS CREATIVE」を立ち上げました。
DEIは“社会貢献枠”ではない。電通クリエイター2人が語る、ヒットを生む“境界を超える力”

広告クリエイターにとって根源的なスキルである「当たり前を疑うこと」は、DEI(多様性・公平性・包括性)の本質でもあります。電通のクリエイティブディレクターである橋口幸生氏と阿部広太郎氏が主宰する講座「BORDERLESS CREATIVE SCHOOL」では、この「疑う力」を武器に、新たな仕事と価値を創造するクリエイターを育成しています。

DEIとは「当たり前を疑う力」

橋口氏によると、DEIは「お行儀よく振る舞うこと」や「過激な表現ができなくなること」と誤解されがちですが、その本質は「当たり前を疑う力」にあります。社会に存在する「男らしさ」や「女らしさ」、年齢に関する固定観念といった境界線(ボーダー)を問い直し、それが本当に存在するのかを疑うことがDEIの出発点です。

  • 広告クリエイターの仕事とDEI: 「当たり前を疑う」ことは、広告クリエイターの仕事そのもの。伊勢丹の「四十才は二度目のハタチ。」や、宣伝会議賞受賞作『AIは私の志望校を笑わない』のように、常識や先入観を覆すことで、世の中を面白くし、クリエイターの可能性を広げます。

ヒット作の多くは、DEI的発想から生まれている

コンテンツが失敗すると「ポリコレのせいだ」と批判される一方で、成功した作品の背景にあるDEIの視点はあまり語られません。橋口氏は、Netflixの「イカゲーム」を例に挙げ、アメリカ企業がアジアのキャストや舞台で世界的なヒット作を生み出したことを指摘します。これは、DEIが「仕方なくやる」ものではなく、「ビジネスとしてうまくいく」から行われているシンプルな事実の表れです。

  • 海外の専門組織: ロンドンの「Purple Goat Agency」(障害当事者が主体となってマーケティング)やニューヨークの「BOLD CULTURE」(包括的な視点で作品をレビュー)のように、DEIに関する専門的な知見を持つ組織が海外には存在します。
  • BORDERLESS CREATIVEの設立: 日本にはこうした専門チームがなかったため、橋口氏らは「BORDERLESS CREATIVE」を立ち上げました。

「当事者と共につくる」というプロセスの価値

阿部氏は「誰一人取り残さない」という目標達成には、「あなたと一緒に作りたい」という姿勢が不可欠だと語ります。

  • 「鏡を使わないメークレッスン」: ダイアローグ・ジャパン・ソサエティとポーラと共に、目の見えない方の優れた手と指の感覚を生かすプロジェクトを実施。目の見えない方にとってのメークとは何かを問い、「内面の美しさ」というテーマに辿り着きました。
  • プロセスを重視: 企画会議では、手話通訳や文字起こしモニターを活用し、当事者の方々と共に作り上げるプロセスを重視しています。この経験は、DEI領域以外の仕事にも活かされるといいます。

参考リンク

元記事URL: https://www.advertimes.com/20260828/article555426/

#DEI#クリエイティブ#電通#広告#マーケティング

運営者情報

藤ノ木洋史

藤ノ木 洋史

株式会社クリアナレッジ 代表取締役 / セールスライター

商品を変えずに「売り方」だけで売上を伸ばす仕組みを作ることを得意としています。

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