BTSがグラミー賞エントリー見送り、「アジア部門」新設に反発か
韓国の人気グループBTSが、2027年2月のグラミー賞への楽曲エントリーを見送ると発表しました。これは、グラミー賞がアジア系を対象とした「最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門を新設したことへの事実上の抗議とみられています。BTSは「地域や言語で分断されるのではなく、音楽は音楽として聴かれ、愛されることを願う」との声明を出し、音楽における多様性と公平性を訴えています。
この記事のポイント
- 韓国の人気グループBTSが、2027年2月のグラミー賞への楽曲エントリーを見送ると発表しました。
- これは、グラミー賞がアジア系を対象とした「最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門を新設したことへの事実上の抗議とみられています。
- BTSは「地域や言語で分断されるのではなく、音楽は音楽として聴かれ、愛されることを願う」との声明を出し、音楽における多様性と公平性を訴えています。

韓国の人気音楽グループBTSは、2027年2月に米ロサンゼルスで開催されるグラミー賞に楽曲をエントリーしないことを2026年7月29日に発表しました。
グラミー賞へのエントリー見送りの背景
今回のエントリー見送りは、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーが、2027年から「最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門を新設すると決定したことへの反発とみられています。この新設部門は、J-POP、K-POP、C-POPなど、アジアの言語を用いた楽曲を対象としています。
BTSのメッセージ
BTSのメンバー全員がInstagramに投稿した声明では、「今年はグラミー賞にエントリーしないことを決めた」と明言しています。彼らは、「地域や言語で分断されるのではなく、音楽は音楽として聴かれ、愛されることを願っている」とメッセージを送り、音楽がその本質的な価値で評価されるべきだという強い意思を表明しました。
メンバーのJinは自身のInstagramのストーリーズで、「私たちは今年、グラミー賞に出品しないことにしました。音楽が地域や言語で分断されるのではなく、音楽そのものが聞かれ、愛されることを願っています。いつも支えてくださるアーミー(BTSのファンのこと)のみなさん、全ての方に感謝申し上げます」とファンへの感謝と共に、彼らの意思を伝えました。
新設部門への批判とBTSの楽曲に込められた思い
韓国メディアからは、アジア部門の新設が「グラミー賞の本賞受賞を遮る試みではないか」という批判的な声も上がっています。今回のBTSのエントリー見送りは、こうした批判と連携する事実上の抗議行動と捉えられています。
また、BTSが2026年3月にリリースしたアルバムに収録されている楽曲「Aliens」には、世界で活躍する彼らが韓国人としてのアイデンティティーを持つことへの思いが歌われています。歌詞には「自分たちだけの基準を作りながら前へ進んでいく」という意志や、「私たちの異なる姿や考え方こそが特別さだ」というメッセージが込められており、欧米の主流音楽市場に対する皮肉を込めたフレーズも含まれていると報じられています。
参考リンク
参考リンク
AdverTimes運営者情報

