AI検索の出典、15.2%しか確認せず。不信感との逆説的関係も判明
株式会社ナレッジホールディングスの調査により、ChatGPTなどのAI検索で表示される出典(引用元)を「毎回確認する」ユーザーはわずか15.2%にとどまることが分かりました。しかし、「まったく確認しない」人ほどAIへの不信感が強いという逆説的な傾向も判明。AI検索利用者の出典確認行動は二極化しており、企業はAIに引用された先のコンテンツ設計、特に信頼性や根拠の明示がより重要になると考察されています。
この記事のポイント
- 「毎回確認する」:15.2%
- 「よく確認する」:26.3%
- 「あまり確認しない」「まったく確認しない」:合計32.5%

AI検索の出典、実は見られていない?
コンテンツマーケティング・SEO支援を手がける株式会社ナレッジホールディングスが、AI検索の回答に表示される「出典(引用元)」の確認実態を明らかにするため、全国20〜59歳の男女308名を対象にアンケート調査を実施しました。
調査結果のポイント
■1. 出典の確認頻度
AI検索の回答を見た後、引用元・出典を「毎回確認する」と回答した人はわずか15.2%でした。
- 「毎回確認する」:15.2%
- 「よく確認する」:26.3%
- 「あまり確認しない」「まったく確認しない」:合計32.5%
この結果から、AI検索ユーザーの出典確認行動は二極化していることが分かります。
■2. 出典を確認する場面
引用元を確認する主な理由は以下の通りです。
- 「詳しく知りたいと思ったとき」:51.3%
- 「AIの回答に違和感があったとき」:41.9%
専門性の高い分野よりも、知的好奇心や回答への違和感が確認行動の主要なきっかけとなっています。
■3. AI検索への信頼度
AI検索の回答に対する信頼度については、「条件付きの信頼」が多数を占めました。
- 「内容によっては信頼している」:42.5%
- 「出典を確認できれば信頼する」:24.7%
合わせて約67%が条件付きの信頼にとどまり、「出典を見なくてもほぼ信頼している」という無条件の信頼は12.0%と少数派でした。
■4. 確認頻度と不信感の逆説的関係
出典を「まったく確認しない」層では、AIへの不信感(「あまり/ほとんど信頼していない」の合計)が44.8%に達し、確認頻度が低いほど不信感が強いという逆説的な傾向が判明しました。
弊社考察:コンテンツ設計の重要性
この調査結果から、AI検索経由でユーザーと接点を持つ企業は、AIに引用された時点をゴールとせず、その先の出典元ページでユーザーを納得させる情報設計が求められていることが分かります。
「詳しく知りたいとき」や「回答に違和感があったとき」に出典がクリックされやすい傾向は、AIに引用された後のページにおいて、E-E-A-T(専門性・権威性・信頼性)や根拠の明示がこれまで以上に重要になっていることを示唆しています。企業はAI検索に選ばれるためのコンテンツ作りを強化する必要があるでしょう。
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