売り方2026/7/29
日本におけるクラウドネイティブ開発者数が約100万人に到達、AIが成長を牽引
結論(先に要点)
CNCFとSlashDataの共同レポート「日本におけるクラウドネイティブ開発の現状 2026」によると、日本のクラウドネイティブ開発者数は約95万人に達し、国内開発者人口の41%を占め、世界平均をわずかに上回っています。特にAIによる大規模な推論処理にはクラウドネイティブインフラが不可欠であり、AI開発者の約10万人がクラウドネイティブ技術を活用しています。日本特有のオンプレミス主体のインフラ戦略とプラットフォームエンジニアリングの成熟が、この成長を後押ししていることが明らかになりました。
この記事のポイント
- 開発者数: 2026年第1四半期時点で、日本のクラウドネイティブ開発者は約95万人に達し、これは国内開発者人口の41%にあたります。世界平均の39%をわずかに上回る水準です。
- 導入率の増加: 過去2年間でクラウドネイティブ技術の導入は大幅に増加しており、日本全体でその認知と利用が広まっています。
- AIとの関連: AIモデルの運用には、安定した大規模推論処理のための可観測性とスケーラビリティが求められ、これらを実現できるのがクラウドネイティブインフラです。そのため、AIがクラウドネイティブ導入の主要な推進要因となっています。

Cloud Native Computing Foundation(CNCF)とSlashDataは共同で、「State of Cloud Native Development in Japan (日本におけるクラウドネイティブ開発の現状 2026)」レポートを発表しました。 このレポートは、日本のクラウドネイティブエコシステムの継続的な成長とその要因を詳細に分析しています。
日本のクラウドネイティブコミュニティの成長
- 開発者数: 2026年第1四半期時点で、日本のクラウドネイティブ開発者は約95万人に達し、これは国内開発者人口の41%にあたります。世界平均の39%をわずかに上回る水準です。
- 導入率の増加: 過去2年間でクラウドネイティブ技術の導入は大幅に増加しており、日本全体でその認知と利用が広まっています。
- AIとの関連: AIモデルの運用には、安定した大規模推論処理のための可観測性とスケーラビリティが求められ、これらを実現できるのがクラウドネイティブインフラです。そのため、AIがクラウドネイティブ導入の主要な推進要因となっています。
- 日本のAI開発者の約10万人がクラウドネイティブ技術を活用しており、本番環境でのAIワークロード支援におけるクラウドネイティブ技術の重要性が増しています。
日本独自のクラウドネイティブ導入経路
- オンプレミス優位: ほとんどの世界市場とは異なり、日本ではオンプレミスインフラストラクチャへの依存度が高い状況が続いています。開発者の約半数(47%)がオンプレミスサーバーにデプロイしていると回答しており、ハイブリッドクラウドの導入率は16%に留まっています。
- 成熟度の維持: オンプレミスが優勢であるにもかかわらず、日本のクラウドネイティブ成熟度は世界の他の地域と同等のレベルを維持しています。これは、既存のエンタープライズインフラにクラウドネイティブ技術を組み込む傾向があることを示唆しています。
プラットフォームエンジニアリングの成熟
- DevOps/プラットフォームエンジニアリングの普及: 日本のバックエンド開発者の88%が標準化されたDevOps(開発と運用の連携を促進する文化や手法)またはプラットフォームエンジニアリング(開発者がアプリケーションを構築・デプロイ・実行する際に利用するツールやサービスを提供する専門チームやプラクティス)の環境で作業しており、半年前の80%から増加しています。
- クラウドネイティブ技術の利用: また、71%のバックエンド開発者が少なくとも1つのクラウドネイティブ技術またはプラクティスを使用しています。
参考リンク
運営者情報

