売り方2026/9/12
ワークマン、リカバリーウェア「メディヒール」で市場トップに。社長が語る勝利の裏側
結論(先に要点)
ワークマンのリカバリーウェア「メディヒール」が、販売数量で業界トップになり、ブランド認知度・使用率も1位を獲得し「完全勝利」を宣言しました。2026年1月以降の累計販売数は1200万着に達し、機能性と低価格が支持されています。しかし、大内社長は単なる勝利に留まらない冷静な視点を示し、長年の作業服開発で培った「働く人の疲労に向き合う」というワークマンの信用こそが成功の最大の要因だと分析しています。
この記事のポイント
- 販売実績: 2026年1月以降の累計販売数が1200万着に到達。同年は最大3400万着・500億円規模まで供給体制を整える予定です。
- 市場シェア: 外部調査でブランド認知率が前年2位から1位へ上昇し、使用率も1位を維持。販売数量でも業界トップとなりました。
- 大内社長は「販売枚数という意味では『勝利』とも言える。ただ、『そこで勝ったから何なんだ』という思いが正直ある」と述べ、勝利そのものを最終目的とはしていません。

ワークマンがリカバリーウェア市場で「完全勝利」を宣言
ワークマンのリカバリーウェア「MEDiHEAL(メディヒール)」が、市場で圧倒的な存在感を示しています。
- 販売実績: 2026年1月以降の累計販売数が1200万着に到達。同年は最大3400万着・500億円規模まで供給体制を整える予定です。
- 市場シェア: 外部調査でブランド認知率が前年2位から1位へ上昇し、使用率も1位を維持。販売数量でも業界トップとなりました。
この結果を受け、ワークマンの専務取締役である土屋哲雄氏は「完全勝利」を宣言しました。
社長の冷静な視点:勝利の先に見据えるもの
しかし、代表取締役社長の大内康二氏からは、単なる勝利の高揚感ではなく、冷静な視点が示されています。
- 大内社長は「販売枚数という意味では『勝利』とも言える。ただ、『そこで勝ったから何なんだ』という思いが正直ある」と述べ、勝利そのものを最終目的とはしていません。
メディヒールが支持された理由
メディヒールが急速に市場で受け入れられた背景には、以下の要因があります。
- 機能性と価格: 高い機能性を持ちながら、業界最安級の価格設定が消費者に評価されています。
- ワークマンの歴史と信用: 作業服の会社として長年「働く人の疲れや体への負担」に向き合ってきた経験が商品開発に活かされています。暑さや寒さ対策から始まり、疲労回復や腰痛、日焼けなどに対応する「ヘルスケア」商品の開発へと繋がりました。メディヒールの出発点は2021年春夏に発売した作業者向けのコンプレッションインナー(体を適度に締め付ける機能性インナー)であり、「働きながら疲労回復できたらいい」という発想が基盤です。
- マスマーケティング: 2026年3月には約6年ぶりとなるテレビCMを公開し、タレント(武井壮、吉田沙保里)を起用して広く認知度を高めました。
大内社長は、機能性や低価格だけでなく、長年の商品開発で培われた「ワークマンへの信用」が、支持された最大の理由だと分析しています。
リカバリーウェア市場の現状
リカバリーウェア市場は、アスリート向けから一般向けへと用途が拡大しています。
- 商品特性: 生地へ鉱物などの特殊加工を施し、遠赤外線の血行促進作用で疲労回復や筋肉のこり改善を促す「一般医療機器」として分類されています。
- 市場拡大: 2022年に「家庭用遠赤外線血行促進用衣」という区分が新設され、市場参入が加速。AOKI、MTG、ニトリといった異業種からの参入も相次いでいます。
- 用途の変化: 「就寝時や自宅で着るもの」から「仕事中を含め一日中着るもの」へと広がりを見せています。
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